世界各地の朝ごはんを提供する外苑前のカフェレストラン、WORLD BREAKFAST ALLDAY。
2・3月は「ポーランドの朝ごはん」が食べられます!
ポーランドに行こうと思ったら、日本からほぼ地球半周しなければなりません。。なかなか行けないと思うので、朝ごはんを食べて旅した気分になりましょう〜
Contents
朝ごはんにこだわるWORLD BREAKFAST ALLDAY
「WORLD BREAKFAST ALLDAY」という店名のとおり、一日中「朝ごはん」を出しているちょっと変わったレストラン。
外苑前駅から少し歩いた静かな通りにあり、海外の街並みにもすっかり溶け込みそうなおしゃれな外観が特徴です。
小さな店内ですが、ここで体験できるのは本格的な異国の味。世界を旅しているような気分になれるお店です!
きっかけは、オーナーが宿をやっていたときの経験
「世界各地の朝ごはん」へのこだわりは、オーナーご自身の経験がきっかけになっています。
10年以上前、日光に古民家リノベーション宿を開いたオーナーは、外国人観光客とのコミュニケーションに苦戦していました。
「せっかく来てくれたいろんな国の人と話したいけど、共通の話題が見つけられない…。何を話せばいいのかわからない…」
そんなときに食べ物の話をする人がいて、「食べものの話題は万国共通だ!」ということに気づいたそうです。
さらにコミュニケーションを取っていくと、食事のなかでも「朝ごはん」には各国の文化が凝縮されていて、深掘りしてみたら面白そうだ!と思いはじめます。
こうして、「朝ごはんを通して世界を知る」というコンセプトが浮かび上がってきたのでした。
十国十色!本場と同じ朝ごはんを再現
メニューは2ヶ月ごとに入れ替わり、その都度異なる国の朝ごはんを提供します。
どの国のメニューにするかはトレンドや季節をみて考え、日本人好みのアレンジはあまり加えず、本場さながらの朝ごはんを再現することにこだわっています。
朝ごはんに隠されたストーリー
「朝ごはんにはその国の文化が凝縮されている」
と感じられるストーリーをひとつ紹介します。
たとえばイギリスの場合、伝統的な「イングリッシュブレックファスト」が有名です。イングリッシュブレックファストの特徴として、
- ボリュームたっぷりでカロリーが高い
- すべての食材に火が通っている
というものがあるのですが、なぜだかわかりますか?
イングリッシュブレックファストはもともと貴族の朝食だったのですが、産業革命後、労働者階級も同じものを食べられるようになりました。
キツイ肉体労働の時代なので、ただでさえカロリーを消費するうえに、お昼も抜きで働かなければならないくらい忙しい……。そんな背景があって、朝食は腹持ちのいいものをガッツリ食べるようになりました。
さらに、当時のイギリスでは伝染病が大流行していました。感染を防ぐために、トマトやマッシュルームにもしっかりと火を通すようになったんだそうです。
こんなふうに、各国の時代や社会の背景が現れているのが「朝ごはん」。公式サイトにはこういったウンチクもたくさん紹介されているので、見てみると2倍楽しめるかも!
» WORLD BREAKFAST ALLDAY 公式サイト
その国の出身者お墨付き。本格的な朝ごはん
どの国のメニューにするかは、毎回スタッフと相談して決めているそうです。
今では大使館などから逆オファーがくることもあり、協力を得て本格的なメニューづくりにこだわっています。「本場の人が食べても納得する味」を追求するため、その国の出身者を探して試作品を食べてもらったりしているそうです。
夏はメキシコ、冬はフィンランドなど、季節感も意識して国を決めています。
こちらはフィンランド。
長く厳しい冬があるフィンランドでは、保存食の技術が発達しています。それから、たくさん採れるベリーをヨーグルトなどと一緒に。フィンランドの朝にコーヒーは欠かせません。
素朴なブルーのプレートも北欧らしくて、ほっこりしますね。
これはオランダ。
オランダ人は食への関心が少なく、火を使わないシンプルな朝食がスタンダードなんだそうです。パンにスプレッドなどを塗って、ハムやチーズと一緒に食べる。朝はキッチンを汚さないんだって。
忙しい朝に合理的な感じで、個人的には好きです。
旅行先で家に招かれた気分になる、あたたかい店内
長テーブルを囲んで座るスタイルで、規模は小さめの店内です。
海外旅行先で知り合った人のおうちに招待されたような、家庭感たっぷりの内装。壁がうすいピンクでかわいい。
外苑前の通りに面していますが、わりと静かなエリアです。
海外の調味料などがたくさん。パッケージだけでかわいい。
2・3月は、Heart of Europe「ポーランド」の朝ごはん
2月と3月は、ポーランドの朝ごはんです!
ポーランドはヨーロッパの真ん中にあり、東西の架け橋的な役割をもっている国です。Heart of Europeとも呼ばれているとか。
ポーランド料理は、ロシア、イタリア、フランス、モンゴル、アルメニア、リトアニア、コサック、ハンガリー、ユダヤ……などの料理から影響を受けているそうです。
影響受けすぎ。
▼写真のメニューの提供情報詳細はコチラ
メニュー名:ポーランドの朝ごはん
価格:¥1,500(税抜き)
提供期間:2018年2月6日(火)〜2018年4月1日(日)
いろんな味が詰まったワンプレート。サイドメニューも充実
ワンプレートの「ポーランドの朝ごはん」には、「プラツキ」というじゃがいもと小麦粉を混ぜて作る定番のパンケーキ、ラディッシュとネギが入った「トゥファルグ」という白チーズ、ポーリッシュソーセージの「キエウバサ」、トマト入りのスクランブルエッグなどが一緒になっています。
他にも、「ジュレック」というスープや「ピエロギ」といったサイドメニューも充実しています。
ヨーロッパで一番の生産量を誇る「りんご」をたっぷり
ポーランドはりんごの生産がヨーロッパで一番。デザートや料理にもたくさんりんごを使います。
朝ごはんには、りんごが入った「ラツーシュキ」というパンケーキを。アップルパイみたいな感じなのかな?家庭の味っぽいですねー。
穀物コーヒーやコンポートなどのドリンクや、デザートも
ポーランドで有名な「穀物コーヒー」や、果物を砂糖で煮出した「コンポート」などの伝統的なドリンクも豊富。写真のコンポートはフルーツがごろっと入っていて、ドリンクというよりデザートみたい。
りんごを使った「シャルロトカ」やチーズケーキの「セルニック」など、デザートもたくさん!
こういうのが日常的に出てくる家庭にホームステイしたかった。
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今回の「ポーランドの朝ごはん」も、ポーランド広報文化センターの協力のもとしっかり本場の味を追求した作品です!
寒さ深まる冬、朝ごはんを食べてポーランドに旅した気分になってみてください〜
▼MAP
▼店舗情報
店名:WORLD BREAKFAST ALLDAY
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-1-23-1F
電話番号:03-3401-0815
営業時間:7h30am – 8pm Last order : 7h30pm