環境を意識してマイボトルを持ち歩くのも、普通のことになってきました。
だけど、「重くて持ち歩けない」「お手入れが大変」などの理由で、なかなか習慣化できない人もいるようです。最高のボトルに出会えていないだけと断言したい。
海外のおしゃれなステンレスボトルを発掘するのが大好きなので、そんな人にぜひおすすめしたい素敵なボトルがあります。わりと定番といえるメーカーのステンレスボトルを9本、全力でまとめました。
Contents
ペットボトルよりもマイボトル生活が良い理由
マイボトルを持ち歩く生活は実はメリットしかありません。これから紹介するステンレスボトルは、こんな観点で選んでいます。
- 軽くて持ち運びが便利
- ゴミが出なくて便利
- 長時間の保温・保冷が可能
- お手入れや洗浄がラク
- デザイン豊富で人と被りにくい
- ペットボトルを買わないので経済的
- 海外セレブの愛用者も多い
マイボトルの2大悩みともいえる「重い」と「洗うのが大変」を論破する記事も書きました。これを読めばマイボトルを持ち歩きたくなること間違いなしです。
海外のステンレスボトルはおしゃれ
日本でもマイボトルは普及してきましたが、まだまだおしゃれなボトルは海外製のほうが断然多いと個人的には思います。日本では「水筒」みたいなダサいイメージもあるのかも。
海外セレブの健康志向はどんどん高まっていて、ウェルビーイング、ヘルスコンシャス、メディテーション、マインドフルネス、ヨガ、ワークアウト……などに興味を持つ人が増えています。コロナの影響もあって在宅時間が長くなったので、この傾向は強くなっていくのかもしれません。
これらに興味を持つ層ほど環境意識も高いことが多く、ペットボトルやプラスチックの使用を控えている傾向があります。地域によっては「ウォーターボトル」「ステンレスボトル」をひとつも持っていない人のほうが少ないかも、、ということも。
海外製ボトルはおしゃれでスタイリッシュなデザインであるだけでなく、機能的にも優れています。
- 素材は耐久性に優れたステンレスが主流
- 保冷保温効果が高く、汚れや臭いもつきにくい
- パーツ部分にもプラスチックが使われていない
など。プラスチックにはBPA(ビスフェノールA)という化学物質が含まれていて、プラスチック製のボトルだとその成分がじわじわ染み出し、人体に影響を及ぼすとも言われています。そのため海外では「BPA Free」であることも、ボトル選びの大きなポイントになったりします。
今回は「海外で人気のボトル」ということで、わりと定番の代表的なブランドを選びました。デザイン性の高さだけでなく、ブランドを立ち上げた背景に地球環境への想いがあったり、素敵なストーリーのあるものばかりなので、お気に入りを見つけてみてください。
海外で人気のおすすめステンレスボトル
主に海外製のものを9本紹介します!
Klean Kanteen / クリーンカンティーン
View this post on Instagram
カリフォルニア発祥の家族経営の会社で、2004年にステンレス製BPAフリーのボトルを発売したのが始まりです。
環境や社会に配慮した事業活動を行っている企業に与えられるアメリカの民間認証Bコーポレーションにも認定されていて、1% FOR THE PLANETという売上の1%を環境団体に寄付する取り組みも行っています。
メーカーとしてのサステナビリティへのこだわりは本気なので、ぜひ公式サイトも見てみてください。
ボトルから始まったブランドなので、その品質は間違いありません。プラスチックによる健康被害や環境問題にはとても敏感です。
ボトルの作りは本体とキャップのみのシンプルな構造になっていて、ゴムパッキンや取り外して洗うようなパーツもありません。お手入れの簡単さもKlean Kanteenの特徴かも。形もたくさんあるので、自分にあったボトルが見つかりそう!
CORKCICLE / コークシクル
View this post on Instagram
「 BYE, BYE PLASTIC BOTTLES 」をテーマに、アメリカ・フロリダ州で生まれたブランド。はじまりは大量の氷を使わずにワインを最適な温度に保つワインチラーの開発でした。2010年に誕生し、その後ボトルに参入しました。
商品がひとつ売れるごとに5%をcharity:waterという非営利団体に寄付していて、清潔で安全な水を地球上のすべての人が手に入れられるよう活動するクリーンウォータープロジェクトに活用されています。数々の賞も受賞している、環境意識を高く持ったブランドです。
タンブラーやマグなどもいろいろと出していますが、キャンティーンボトルが代表的なモデル。少し角張ったデザインが特徴で、横向きに置いても安定します。BPA&鉛フリー、独自の真空構造です。氷も入る大きな飲み口が嬉しい。
カラーと柄がかなり豊富!公式サイトから全ラインナップが見られます。
オーストラリアでもこれを持っている人は多く見かけました。ステンレスボトルの代表的なメーカーです。
Hydro Flask / ハイドロフラスク
View this post on Instagram
大自然に囲まれた米・オレゴン州生まれのブランド。2009年に設立され、ボトルから始まり、ビール市場で断熱グラウラーなどを発売したことも飛躍のきっかけとなりました。
アウトドアカルチャーから誕生したブランドなので、デザイン性の高さやさまざまなシーンにあわせたサイズや形状の豊富なラインナップもポイント。ブランドストーリーの文章からもそのコンセプトが伝わってきます。
Temperature(保温力)Taste(飲み心地)Transport(持ちやすさ)の3つを掲げていて、こだわりが明確です。BPAフリー、素材は18/8プログレードステンレス。キャップについている持ち運びハンドルは柔らかいTPU素材です。ボトルの表面は独自のパウダーコーティングをされていて滑りにくくなっています。
海外ではかなりメジャーな存在なので、スーパーやアウトドアショップでも手に入ります。
STANLEY / スタンレイ
View this post on Instagram
1913年にウィリアム・スタンレーJr.が発明した一本の真空ボトルから始まった、100年以上の歴史をもつボトルブランド。
PMI(パシフィック・マーケット・インターナショナル)という会社が運営していて、シアトル、上海、アムステルダム、マニラにオフィスを構えています。環境負荷を減らすための製造方法やリサイクルにも力を入れており、使うエネルギーにも配慮しています。
米国商工会議所から「コーポレート・ソーシャル・レスポンシビリティ・アワード」も2回受賞しているなど、企業の社会的責任に関する透明性も高いです。
ボトルにはいくつかのシリーズがあり、トレンドに左右されない落ち着いたカラーと独特の形状が世代を超えて愛される秘密です。どことなく歴史を感じるけど、逆に今っぽくもあるデザイン。アウトドア好きには好まれそうです。
100年の歴史があるだけに抜群の信頼性があって、長く愛せるボトルです!
S’well / スウェル
View this post on Instagram
2010年、ニューヨークで生まれたS’well。使い捨てペットボトルの消費を減らしたいという思いで、 女性アントレプレナーのSarah Kauss氏が創業しました。
S’wellの一番の特徴は、ファッション性の高い形状とデザイン。なめらかな曲線美のフォルムで、海外セレブやモデルからも人気が高いブランドです。
それまでウォーターボトルというと、登山などのアウトドアユースのイメージが強かったこともあり、都会スタイルの新しいボトルとして一気に受け入れられました。大理石柄やマーブル、ウッド調など、インテリアになじむ個性的な柄が揃っています。
View this post on Instagram
ユニセフや乳がん研究基金、エイズ対策プログラム対策などの非営利団体とパートナーシップを組み、支援活動も行っています。
本体素材は18/8ステンレス。キャップはポリプロピレン、シリコンパッキンも使われていますが、BPAフリーです。保冷保温や結露を防ぐ構造もしっかりしています!
FLSK / フラスク
View this post on Instagram
定番系が続きます。ドイツのミュンヘンが本拠地のボトルブランドです。
少し形がS’wellにも似ているかなと思うのですが、また違ったストーリーを持っています。創業者が2013年に南アフリカを訪れた際に、アフリカで人気の高いステンレスボトルと出会い、その機能性の高さに感動してヨーロッパでも作れないかと考えたのが始まり。南アフリカのメーカーの協力を得ながら、デザインや機能を作っていったんです。
その追求のかいあって、FLSKの保温・保冷力は世界最高クラスの保温18時間・保冷24時間。他のボトルでもここまでの長時間はなかなか実現できていないので、とにかく温度キープにこだわりたい人にはおすすめ。
炭酸・お酒・スポーツドリンクを入れるのにも対応しています。炭酸飲料がもれない検査に合格していたり、高級ステンレスを使用しているため味や匂い移りがしなかったり、空気すら通さないほどの密封性の高いキャップを採用していたりというのがその理由。
View this post on Instagram
インスタは完全に女性向けになっているのですが、シンプルでスタイリッシュなデザインなので誰にでもおすすめ。むしろ機能にこだわるのはアウトドア系の人が多い気がするけど……。
もちろんBPAフリーで環境にも優しい。高い機能を求める方に、ぜひ!
mizu / ミズ
View this post on Instagram
2008年、プロスノーボーダーJussi Oksanenと仲間たちによってアメリカでスタートしたブランドです。スケートボード/サーフィン/スノーボードといった横乗りスポーツから発祥し、「アクションスポーツウォーターボトルブランド」として展開しています。
mizuという名前はなんと日本語の「水」から取っているそうですが、日本に上陸したのは2020年6月と最近です。ここだけの話、本家の世界観と日本展開の世界観がまったくマッチしていないのが気になります……。日本版サイトを見るとわかりますが、アクションスポーツ感は一切なく、ソフトな雰囲気になっています。
View this post on Instagram
本家のほうは、プラスチック容器を消費せずにアクションスポーツをしてもらうことを使命に、海、山やパークといったフィールドへの敬意と情熱からなるコミュニティとなっています。
18/8ステンレススチール、BPAフリーです。1% FOR THE PLANETにも加盟しています。
KINTO / キントー
View this post on Instagram
こちらは海外ブランドではなく、1972年に滋賀県彦根市で誕生した生活道具を扱うメーカーのボトルです。海外のおしゃれセレクトショップで見かけたことがあり、サイトも英語化しているので、「海外で人気」枠ということで含めました。
日本の陶器を思わせる落ち着いたデザインが、とっても素敵なんです。手触りもさらっとしていて、自然と調和するボトルになっています。KINTOはボトルだけでなくコーヒーアイテム、食器など実用的なキッチン系アイテムをたくさん出しているので、他も揃えてみても楽しいかも。
View this post on Instagram
落ち着いたアースカラーのラインナップがとても好みです。
日本製らしく機能もしっかりしていて、少しずつ飲み物が出てくるスリット構造になっています。一気にドバっと出ないので、車の中やスポーツ中の水分補給にも最適。これは国内メーカーならではの配慮ですね。
フタを開けっ放しにしておいても保冷保温効果がある程度は発揮されるらしく、デスクなどでマグ感覚で使いたい人にもよさそうです。
持ち手がついているタイプもあり、形が丸みを帯びていてかわいいです。パウダーコーティングが施されているため滑りにくいのもポイント。
Asobu / アソブ
View this post on Instagram
カナダ・モントリオール発のデザインボトルブランド。こちらのブランド名も、日本語の「遊ぶ」から取っています。公式サイトには日本の風景写真が使われていて、このように書かれています。嬉しいですね。
Inspired by Japanese culture Asobu refers to fun and playful nature, and products are designed to emphasize simple, clean and beautiful aesthetics.
20年の歴史をもつボトルやドリンクウェアのブランドで、カナダで初めてBPAフリーのトライタンボトルを発売した会社でもあるようです。
シグネチャーモデルの「Oasis」というボトルは個性的なフォルムになっていて、フレッシュなビタミンカラーが特徴です。ビール瓶をモチーフにしているようです。アートの街モントリオールらしさがありますね。
View this post on Instagram
View this post on Instagram
インスタもアートで楽しいので、ぜひ見てみてください。
ドリンクウェア全般のメーカーでもあるので、ビールやワイン系のアイテムも取り揃えています。人とかぶらない個性的なボトルを探している人には、おすすめかも!
楽しく続けるために、海外製ステンレスボトルで気分を上げると◎
私は今回紹介したなかにはない国内メーカーのボトルを使っているのですが、これも素晴らしいです。別途おすすめ記事を書いたのでぜひ。
ボトルは1本あればいいので、今はこれで満足していますが、もし壊れたりサブが欲しくなったりしたら、今回紹介した中から買うと思います。というかすでに2本目、3本目がほしい……。
マイボトルライフがなかなか続かない〜という人は、まずは毎日持ち歩きたくなるお気に入りボトルに出会うことからはじめてみましょう。
▼エコグッズも紹介しています
▼マイボトルのメリットをもっと知りたい人はこちら
おわり