日本人の旅先としては少しマイナーな国、スリランカ。
今までに一人旅で訪れた国のなかでも、かなり大好きなほうに入る国です。
行ったのはもう1年ほど前になるのですが、写真を振り返っていたら改めて魅力を語りたくなったので、語ります。
スリランカは治安もよく人が親切で、とても美しい国です。「女性の一人旅にもおすすめしたい旅先」という切り口で紹介したいと思います。
東南アジアも飽きてきたな〜という旅人は、ぜひスリランカへ行ってみてください!
Contents
スリランカってどんな国?一人旅向き?
スリランカは英語ではSri Lanka、「光り輝く島」という意味の小さな島国です。
かつては「セイロン島」といわれていたのですが、1978年から現在の「スリランカ」という国名になりました。
場所はインドの下に位置していて、
地図で見るとココ。
コレです。
国土面積は65,610km²で、北海道の8割くらいに相当します。大陸の下にあるから小さく見えるけど、まあまあ大きいですよね。
「スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ」という長くて変な首都名で覚えている人もいるかもしれませんが、遷都されるまえに首都だった「コロンボ」のほうが主要都市となっています。
(ちなみに余談ですが、長〜い首都名の意味は「スリ(聖なる)、ジャヤワルダナ(2代目大統領の名前)、プラ(街)、コッテ(元々の街の名前)」だそうです)
国旗はこんな感じです〜!
スリランカの雰囲気は、超マイルドなインド
インドのすぐ下にあるスリランカは、住んでいる人種や使われている言語はインドとほぼ同じ。そのため、南インドの穏やかな雰囲気には近いものがあります。
ですが、スリランカでは独自の文化が形成されていて、いろんな面でインドとは違います。
まず人ですが、同じ人種とは思えないくらい性格が違います。
インド人といえば、かなり商売っ気があってボッタクリとかも普通にしてくるイメージですよね。街も騒々しく混沌としていて、とても女性一人旅なんてできない……という人も多いと思います。
私自身も、インド一人旅は勇気がいるけど、スリランカは全然大丈夫です。
町並みはわりとインドに似ているし、食事もスパイスが効いていてインド感があります。古都キャンディの夜の感じなんかは、けっこうインドっぽかったです。
でも全然マイルド。インドのキレイなところだけ持ってきてアレンジしましたーって感じです笑 女性にも安心しておすすめできます。
スリランカの治安は良好です
治安が気になると思いますが、スリランカの治安はかなり良好。
もちろん海外だし、インドっぽさは多少あるので、ボッタクリや自称ガイドには注意が必要です。
私は歩いていたら突然声をかけられて、「今日あっちでお祭りがあるから行く?」みたいな感じでトゥクトゥクに乗せられて、勝手に街巡りガイドツアーをされました笑
暇だったのでてきとうにお任せしていたら、最後に4000円ほどの請求。。払わないよと言ったら逆上されましたが、まあ逃げれば大丈夫でした。
でもその話を違うスリランカ人にしたら「そんなヤツまだいるんだな、ひでぇな」みたいな反応だったので、比較的安全なのではと思います。
最低限、以下のようなことには気をつけたほうがいいかなと思います。
- スリーウィラーに乗るときは値段交渉するかメーター付きに
- 日本語がしゃべれると言ってガイドしてくる人には注意
- 宝石を買うときは偽物を売っていない正規店で
- セクハラマッサージがあるので、ちゃんとしたお店へ
治安の悪い地域などもあるので、信頼できるサイトでチェックしておきましょう。
英語が通じるスリランカ
しかもスリランカの言葉は英語です。
公用語はシンハラ語・タミル語・英語の3言語なのですが、ほぼ全員が自分の民族の言語+英語を話せるんです。
よっぽどド田舎に行かないかぎりはすべて英語だけで完結するのでとてもラク。スリランカ人たちも気さくに話しかけてくれて、ちょっとした会話も楽しめると思います。
英語さえ通じれば、いざというときも心配ないですね。
スリランカの言語事情については以下の記事にまとめたのでご覧ください!
スリランカ人はとっても親切で穏やか
スリランカ人優しすぎる!と感じたエピソードはたくさんありますが、、、
- なくしたSIMカードが返ってきた
- スリランカ人に旅中すごくお世話になった
- ボッタクリが下手でかわいい
などなど。。
行きの空港で日本のSIMカードを落としたのですが、電話したら見つかり、帰りに私が空港に行くときまで保管しておいてくれました。
しかもarrivalで落としたものをdepertureに移動しておいてくれるという。。なんて優しいんだろう。
キャンディで知り合ったスリランカ人にはめちゃくちゃお世話になり、旅のプランがてきとうすぎた私をいい感じに連れ回してくれました。家にまで呼んでくれて、いろいろお世話になって。最高に親切。
スリランカ人は良心をもっていて、ボッタクリも控えめです。観光客だから一応は高めの値段を言ってみるんだけど、ちょっと微妙な顔をすると「わかったよ、いいよいいよ」みたいな感じで値下げしてしまいます笑
全然ボッタクれてなくてかわいい。
しかもスリランカは知られざる親日国家
実はスリランカは、知られざる超親日国家なんです。
その昔、内戦の頃から日本がいろいろと支援してきた歴史があるから。
またその恩返しなのかもしれませんが、1951年のサンフランシスコ講和会議のときに、現在の首都名にもなっているジャヤワルダナ大統領が日本を擁護するスピーチをして、大きく風向きが変わったことがあるそうです。
他にも、高速道路を作ってあげたりしてきたし、日本製品のクオリティの高さも有名です。マスメディアでも日本のことは良い感じに報道されているようで、スリランカ人たちは日本にたいしてかなりプラスイメージをもっています。
日本人の旅人はあまりいないので、私が日本人とわかっただけで親切にしてくれるスリランカ人がたくさんいました。そのくらい親日国なのも、安全といえるポイントです!
女一人旅でリフレッシュするならスリランカは最高
もちろん誰でも行ってほしいのですが、アラサーくらいの女性がリフレッシュするための一人旅の行き先として、スリランカはかなりおすすめ。
やっぱり女性が好きなものが揃っています。
美しい大自然と田園風景に癒やされる
スリランカの風景は本当に美しい。
いい感じに手付かずなので、広大な大地を感じられます。
こんなパノラマ絶景も見られるかと思えば、
ドラクエのようなシーギリヤ・ロックも圧巻だし、
ゾウとかもいます。
ゾウ!!
夕暮れもとっても癒やされます〜
移動中はあまり写真が撮れなかったのですが、鉄道やバスから見える田園風景は最高です。
産地で頂くおいしい紅茶で和む
スリランカといえば、紅茶の産地。
かつての島名である「セイロン島」からくる「セイロンティー」も有名ですよね。
ヌワラエリヤという高地には、こんな感じの茶畑が延々と広がっています。紅茶工場の見学もできて、紅茶の奥深さを感じることができます。
ミルクティーにしてもおいしい!
紅茶とお菓子でまったりするの、最高です。
本場のアーユルヴェーダとスパイス食で心身回復
もうひとつ有名なのが、本場のアーユルヴェーダ。
実はアーユルヴェーダというのは1週間くらい施設にこもって行うのが本場流で、そのための本格的な施設がたくさんあります。
「おこもり美容」にぴったり。
私はそこまでできなかったので1回だけ受けましたが、それでもかなり癒やされました。日帰りのスパやマッサージ施設もたくさんあるので、女性にはおすすめです!
物価も安いので、超本格的な施術がおどろきの価格で受けられますよ〜
スパイス料理も美容によさそう。これはビリヤニ。
ほとんどの料理は辛いですが、暑いなかスパイスで汗をかいて新陳代謝がよくなるので、デトックスされていく感があります。
食事はとても美味しかったです!
26歳女性はスリランカ一人旅に行ってほしい
旅人なら一度は読んだことがある、沢木耕太郎さんの『深夜特急』。
このなかで「旅に出るなら26歳がベスト」という意味のことが書かれています。
若すぎず人生のいろいろもわかってきて、かといって他人の人生に責任も負っていない。26歳くらいが一番旅するのにいいよってことですね。
私自身も、スリランカに行ったのは26歳のときでした。
ちょうど社会人になって3年ほど。女性としては、いろいろ人生に悩む時期だったりしますよね。
全力で突っ走ってきた社会人生活から少し離れて、スリランカで一呼吸置いてみるのはいかがでしょうか。
癒やされますよ〜!
▼スリランカ旅はコロンボから。コロンボのホテルならここがおすすめ。一人旅ならきれいめなドミトリーで十分です!
スリランカ関連情報は以下の記事もどうぞ。
おわり。
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