スリランカ第2の都市であり、世界遺産に登録されている街「キャンディ(Kandy/මහ නුවර/கண்டி)」を紹介します。
そんなに有名な観光地というわけでもないのですが、妙に居心地がよく長めに滞在してしまいました。。
キャンディは人が優しくて、夕日がきれいで、ほどよく田舎っぽさがある平和な街です。インドや東南アジアとも少し違う独特の雰囲気を味わいたい人にはおすすめ。
現地に知り合いもできて観光情報やおすすめスポットが溜まったので、写真と一緒にまとめておきます。これからキャンディに行く人はぜひ参考にしてください!
Contents
コロンボからキャンディへの行き方
キャンディは、雫型の島国であるスリランカのちょうど真ん中あたりにある街。
「シンハラ王朝」の最後の都で、スリランカの京都のような存在。コロンボに次ぐスリランカ第二の都市です。
キャンディへの行き方は、バンダラナイケ国際空港からコロンボに移動して数泊し、その後列車で向かうのが王道ルートだと思います。コロンボ・フォート駅から列車で3時間くらいで着きます。
コロンボ市内の移動はUBERを使うとスムーズ。
コロンボ・フォート駅のホームはこんな感じ。
窓口で乗車券を買い、ホームで待ちましょう。運賃は3等列車で200円弱という激安価格です。
コロンボの駅は列車待ちの人がたくさん。売店とかレストランもありますが、若干汚めです。。待合室はトイレの臭いがします笑
列車はなかなか年季が入っていますが、景色はとてもいいです!田園風景に癒やされながらキャンディへ。
ちなみに席は自由席なので、早めにホームで構えておきましょう。到着した瞬間イス取りゲーム状態です。
現地人は急いで座るので、観光客が立つハメになります。。早いもの勝ち!
ほどよく田舎なキャンディの街並み
これが高台から見下ろしたキャンディです。
高いビルなどはなく、オレンジ色の屋根が並んでいる平和なところ。ほどよく田舎でコンパクトな街ですが、人はたくさん住んでいます。
街中はこんな感じ。なんともいえない。
ちょっと哀愁があります。電気屋さんとかが胡散臭い笑
ショーウィンドウからは独特な空気感が漂っていたり、、
ちょっと車で離れると、踏切に洗濯物が干されています。
街中はトゥクトゥクだらけ。市民がバイクのような感覚で乗っているので、キャンディの駅についたらトゥクトゥクドライバーたちが豪快に客引きしてきます。
キャンディにある観光地
キャンディは古都なので観光するところもたくさんあります!
仏歯寺/ペラヘラ祭り
有名なのが「仏歯寺」という仏教のお寺。仏陀の歯が祀られているそうです。真っ白なお堂が美しい。
現地語ではダラダー・マーリガーワ寺院というらしいですが、英語でTemple of the Toothと言えば通じます(スリランカは英語が公用語になっているので旅しやすい!)
お堂のなかは広くなっていて、裸足でうろうろ回ることができます。レリーフが細かくてきれい。
8月には年に一度の「ペラヘラ祭り」というイベントがあり、ここに祀られている仏陀の歯を象の背中に乗せ、キャンディの街中を練り歩きます。そのため本堂のなかも象が入れるように、天井が高くなっているとか。
今回は時期が合いませんでしたが、お祭りを見に行ってもよさそうですね!
ホワイト・ブッダ
純白の仏像!
街の外れにある丘の上に「ホワイト・ブッダ」があり、ここも世界遺産に登録された観光地になっています。
この仏像、1993年に建てられたそうで、わりと新しい……笑
そんなに歴史は感じませんが、キャンディの街が見下ろせるので行ってみてもいいかも。
夕暮れどきのキャンディはめちゃくちゃきれいです。
ペラデニア植物園(ボタニカルガーデン)
トゥクトゥクで少し行ったところにある植物園です。かなり広くて疲れますが、自然を感じられるいいところ。
すごい斜めった木とかがあって面白いです。
1日分歩きますが……南国風の木、お花畑、日本庭園風のガーデンなどなど、バラエティに富んでいます。入場料は1人800円ほどと、スリランカにしてはちょっと高め。観光客価格です。
植物園のなかに川もあって、吊橋がかかっています。
現地の学生たちの修学旅行スポットになっているみたいでした!
キャンディマーケットやキャンディアンダンス
写真がないのですが、キャンディマーケットという市場があります。
現地のお土産に興味がある人は楽しいと思います!
雑貨から野菜からその場で食べられるスナックまで、いろいろ売っています。以下のブログが詳しかったので貼っておきますね。
» キャンディ・マーケット(スリランカ・キャンディ)【市場・バザール】
伝統舞踊の「キャンディアンダンス」の鑑賞とかもいいかもです!
少し足を伸ばせば、シーギリヤや象の孤児院にも
スリランカといえばシーギリヤ・ロックですよね。
大地のスピリットを感じるので、行ってみるべきスポットです。
キャンディからシーギリヤ・ロックへは、車で3時間ほど。交通手段としてはトゥクトゥクかバスがあります。行き方などについては以下の記事にまとめました。
「ピンナワラ象の孤児院」もキャンディから行きやすい場所にあります。
名前のとおり孤児になってしまった象たちを育てている場所で、大量の象が一斉に水浴びしたり散歩したりする光景が見られるので観光客に人気です。
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キャンディはシーギリヤ・ロックやピンナワラのほか、ヌワラエリヤやポロンナルワなどの別の街に行くにも窓口的なポジションになっています。
どこに行くにも経由する街だと思うので、時間があればいろいろ行ってみてください〜。
キャンディで食べられるもの
スリランカの料理は辛いですが、辛いのが大丈夫であればスパイスが効いていて美味しいです。
ビリヤニとか。飲食店はたくさんあります。
このコットゥロティというのが名物。
屋台で買って持ち帰り、缶ビールを飲みながら食べるのがスリランカ人たちの楽しみみたい。
刻んだロティ(薄いパン)に野菜やお肉を混ぜて、鉄板の上でカンカン刻みながら炒めて作る料理です。コットゥロティを作るときの「カンカンカンカン!!」という音が街中に鳴り響いているのがキャンディの文化。
若者たちは散々遊んだあとのシメとしてこれを食べるとか。ウマい。
キャンディにはあまり作業系カフェはありません。。
純粋に飲食するお店ばかりで、パソコンで作業とかは冷たい目で見られる感じ。Wi-Fiもホテル以外ではあまり拾えない。。
でも1店舗だけいいカフェを見つけました!
ちょっと薄暗めですが、
生搾りパインジュースがおいしい。Wi-Fiもありました。
店名:Cafe 7
住所:20000, 7 Temple Street, Kandy
電話番号:+94 77 787 7199
営業時間:8:30-21:00
» Cafe 7 @ Kandy, SriLanka|公式サイト
キャンディのホステルならここがおすすめ
キャンディのホステルならClock Inn Kandy一択です。
安い・きれい・スタッフがちゃんとしてる。中心街からも近く、ふらふらしやすいです。コロンボにも系列ホステルがあります。
わりとおしゃれで、宿泊者は欧米人が多め。
ルーフテラスがカフェ風になっていて、蚊に刺されながら作業できます。朝食もついてます。
▼Clock Inn Kandyの場所
ちなみに2週間の旅でも荷物はこれだけ!列車やバスの移動が多いので、これくらいが楽ですよ〜
次はヌワラエリヤへ紅茶の旅をどうぞ
キャンディを楽しんだら、ヌワラエリヤで紅茶を楽しむのがおすすめ。
高地にあり気温が低く、紅茶農場がたくさんあるヌワラエリヤでは、紅茶工場見学もできます。
スリランカ楽しんでください!
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おわり。