という人のために、自分の経験をもとに気をつけることや方法などをシェアします。
私は広報・PRの仕事をずっとやってきていて、最近は海外からリモートワークで仕事をしています。
結論からいうと「全然問題なくできるよ!」ということではないのですが、これからのキャリアを考えている人にとって参考になれば嬉しいです。
Contents
広報の仕事の中心はコミュニケーション

「広報」の仕事がどんなものか、大枠はわかっている前提でいきます。
当たり前でしょと言われてしまうかもしれないのですが、「広報」という仕事のほとんどは「コミュニケーション」が鍵になります。
対面、電話、メール、チャット──。などの手段も含むし、言語によらないノンバーバルなコミュニケーションも大事な要素です。必ずしもすべてが「会話」によるわけではなく、ビジュアルを使ったりモノを介したり、突き詰めればコミュニケーションの手段は多岐に渡ります。
そんな人と人とのコミュニケーションを「遠隔で」やろうとするのだから、難しいことは間違いないです。遠距離恋愛とかって、人類の長年の課題ですよね。それと同じく。
広報の仕事内容ややりがいだったり、向いている人の資質については、別記事も見てみてください。




リモートワークでできる広報業務、できない広報業務
ざっくりと、一般的な広報業務をリモートでできるものとできないものに分類してみます。
戦略プランニング、プレスリリース作成、オウンドメディア記事作成・編集、オンラインコミュニティマネージャー的役回り、市場リサーチ、スケジュール調整、社内調整、社内コミュニケーション(オンライン限定)、SNS運用、メルマガ運用、企業ブログ更新、コーポレートサイト管理、PM的役割
取材同行、撮影アテンド、メディアキャラバン、モノの流通が関与するやりとり、会食への参加、社外イベント参加、イベント運営、社内外オフライン交流(ランチや飲み会)
当然ながら、コミュニケーションには「オフライン」と「オンライン」の両方があるので、リモートワーク(ここでは在宅や地方・海外在住などで現場に足を運べないと考える)では不可能な業務もでてきます。
でも逆にいえば、リモートでできる業務も多いです。特に文書作成まわりでいうと、オフィスに出社しないほうがむしろ捗るようなことも多いですね笑
広報はリモートでできるか・できないか、という話は、「リモートワーク」のタイプや目的にもよってきます。
広報に限らず、「リモートワーク」にはいろいろある


ひとくちに「リモートワーク」と言っても、いろいろなパターンがあります。ここでは3パターンに分類してみました。
1. 基本はオフィスに行き、リモートを取り入れる
このパターンの場合、リモートワークは問題なく機能すると思います!
むしろ広報は「コミュニケーションがほとんど」で、社内と社外に片足ずつ置いたような動き方をすることが多いです。社外にどんどん出ていけることは有利になるので、その意味ではリモートワークと相性がいいと思います。
また、夜に人と会ったりイベントに参加したりできることも、義務ではありませんがプラスに働きます(子育て中とかだと難しいと思いますが)。
毎日オフィスに引きこもるのではなく、どんどん外に出ていけるリモートワーカーだったら、広報は「できる」どころか「有利になる」と思います。
2. 東京など都市部にはいながらフルリモート
基本的には東京都内にいながら、フルリモート(オフィスにはいかない)というパターン。
これは、複数社を同時に担当しているフリーランス広報に多いパターンです。クライアント社に出社することはなく、基本はオンラインコミュニケーションで、フルリモートで広報業務をしていきます。
広報業務をするなかで重要なステークホルダーである「メディア」の多くは東京に拠点を置いているため、「東京にいる」ということはわりと大事です。
東京にはいて、広報を担当している企業がリモートワークに慣れている場合、問題なく成り立つのかなと思います。
3. 地方や海外からフルリモート
最後に、日本の地方都市や海外からフルリモートで広報業務を行う場合です。
上述したように、広報のコミュニケーションは「東京」にいる前提で行われることがけっこう多く、東京にまったくいないとなるとシンプルにハンデになります。
とはいえ、こういうニーズは多いですよね。ハンデになるとは言いましたが、慢性的に広報人材は足りていない現状があるので、十分可能だと思います。
その場合、いくつか工夫が必要かも。実は私も海外から広報をやっており、その所感をお伝えします。
工夫:地方や海外からフルリモートで広報をやる場合


真っ当なやり方で「ザ・広報」をやってもハンデがあるので、いくつか方法を考えてみたりしています。
広報業務はとてーーーも幅広く、真面目にやると1社3〜5人は必要なので、全部やろうとしなくても大丈夫です。
PR戦略の立案・コンサルティングに特化する
プランニングに強みを持ち、コンサルタントとして関わると、フルリモートでも成り立ちます。
ただしこれは高いスキルと経験が必要。「対面で会えないのにコンサルを頼んでもらえる」という状況になるための付加価値を提示しないとダメですね。
企画提案・そのエグゼキューション(PM)に特化する
アイデア力に強みのある広報なら、企画をがっつりと提案し、それを実行していくマンとして力を発揮することもできます。
社内でPM(プロジェクトマネージャー)的に、あれこれ調整やコーディネーションをしていく。フィーの設定が難しいので、他業務とセットで長期的に関われるのが理想です。
情報編集・インタビュー記事の作成などに特化する
企業の「編集者」「ストーリーテラー」はかなり需要があります。具体的に、オウンドメディアの企画と編集長ができたり、記事編集やライティングの能力があると、リモートでできる業務の幅は広がります。
最近はツールを駆使すれば、社内インタビューは画面越しにできます。それで記事コンテンツを作っていく、という関わり方もよいですね。
PR・広報に理解のある社長と二人三脚でやる
もっと広義的な「広報」をやっていく場合、広報・PRに理解があり自らもコミットしていく気概のある社長さんと、二人三脚でやっていくのもおすすめです。
現場で動きが必要な取材対応だったりメディアリレーションは、社長さん自らがやってくれると、よいこともあります。タッグの組み方が難しいのですが、リモート広報ができるかどうかは社長次第……というのが本音だったりします。
メディアリレーションズを諦める
攻めのメディアリレーションズは潔く諦めるのも手です。
リモートだと、テレビ局を訪問して企画提案をするとか、雑誌社を回りまくってキャラバンするとかができません。諦めるといっても、自分がやるのを諦めるだけで、他の人に任せるとかPR会社にお願いするとかの手段もあります。
とはいえもしかすると時代的に、完全に諦めてしまっていいパターンもあるのかもしれません。最近は広報=メディア掲載、という重要度も薄れつつあり、マスメディアを介さずにうまくコミュニケーションしていける企業が出てきています。企業によりますが、その路線でやっていくのもいいのかも。
東京にいる若手広報アシスタントをつける
みたいな方には、東京(もしくはその企業がある街)の現場で動ける若手広報をアシスタントにつけて、現場仕事をお任せする方法もよさそうです。取材対応やメディアキャラバン、イベント参加などは分担してやっていけます。
その若手さんとのタッグを強固にし、オンラインで取材同行させてもらったりすると、情報キャッチアップが捗ります。
リモートワークツールを使いこなしまくる
すべてのやり方に共通することですが、地方や海外からリモートワークで広報業務をやっていくことを考えているなら、ツールの使いこなしが必須です。
スキルとして身につけていくことでリモートでできることの可能性も広がるので、ぜひこちらの記事もあわせてどうぞ。



それでも、広報が現場に行くことの意味は、必ずある
「フルリモート広報」とかいうと単語的にはキャッチーですが、私は自分が海外からリモートで仕事をしていて、正直、
という状況です。
どんなにテクノロジーが進化しようと、コミュニケーションは「人と人とが対面して」が基本です。それをサポートするためにテクノロジーがあるわけで。
でも、様々な事情で遠方に住むことになったけれど広報スキルを持て余している……という人が活躍できるようになれば、もっと伝わる企業が増えて、社会がいい感じになりますよね。
副業やリモートワークの広報求人もたくさんあるので、ぜひ見てみてください!
▼フルリモート広報の仕事もあります


登録無料。企業と直接契約できる複業プラットフォーム。広報・PR系のリモートワークでできる募集もよくあります。
Workship
コラボレートを加速するフリーランスプラットフォーム。フリーランスのマッチングができるスキルシェア型のサービスで、副業案件を探すことができます。
ママワークス
ママさん・主婦向けのサイト。在宅でできる仕事が多く、広報・人事などの職種も出ています。未経験でもできるアシスタント職も多いのが特徴。
おわり。