先日、「Keychron Q1」というメカニカルキーボードを購入し、愛用しています。
Keychron(キークロン)というのはイギリスのキーボードメーカー。今までずっとMacBookのぺたぺたキーボードで満足していたのですが、良いキーボードについて調べるうちに、気づいたらかなり遠くまで旅してしまいました。
海外ECサイトから直の購入ということで、購入体験がなかなかエキセントリックだったので、誰かの参考になればと記録を残しておきます。
▼「Keychron Q1」のレビューはこちら
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キーボード沼にハマり、イギリスのKeychronに辿り着く
キーボードの世界は、調べてみるとめちゃくちゃ奥が深いです。この記事では割愛し別の記事で語っていますが、私は最初、HHKBをはじめとした「静電容量無接点」という方式のキーボードの存在を知り、調べていくうちに「メカニカルキーボード」というジャンルがあることにたどり着きました。
「静電容量無接点キーボード」と「メカニカルキーボード」は構造が違うのですが、どちらも「性能の良い高級キーボード」と思ってもらえれば大丈夫。そういうキーボードのメーカーがたくさんあるなかでKeychronは、2019年にギリスのキーボードギークたちによって設立され、クラウドファンディングサイトのKickstarterで大ヒットして世に出てきた、いわゆるD2Cっぽいブランドです。
K2、K3、K8などサイズやキー構成の違ういろいろなモデルを出してきて、2021年夏に満を持して新発売したのが、フルカスタマイズキーボードの「Q1」というモデルです。簡単にいうとこういう構造になっていて、全パーツがカスタムできるのが特長。
こんな感じ。和訳↓
私はメカニカルキーボード初心者だしそんなにカスタマイズとかはしないのですが、完成された状態で見てもこれだけ高機能でこの価格(私が購入した時点では$169)は他に見つからなかったし、海外のガジェット系YouTuberたちの興奮具合からしてすごい製品が登場してきたことがわかったので、これを購入しました。日本語情報は全然なかったので、人とかぶらなさそうな点もよかった(家で使うキーボードだからあまり関係ないけど)。
嬉しいのが、MacOSとWindowsの切り替えができる点です。メカニカルキーボードって、もともとWindowsユーザーに好まれて使われていた経緯があって、キー配列含めMacに対応したものはそんなに多くないんです。MacのUS配列に慣れている私にとって、Keychronの仕様は完璧でした。
公式ECサイトから2021年8月末に「Keychron Q1」を購入
購入はKeychron公式サイトから。このような感じでたくさんのキーボードラインナップがあります。%表記は、キーボードのサイズを表しています(キーボード界の常識らしい)。
Q1の購入ページはこちらです。選ぶポイントがいろいろあるので、注意です。
【TYPE】
Fully Assembledというのが、すべてパーツが揃った状態の完成された商品です。Bareboneはキーキャップなどがついていない裸の状態。メカニカルキーボードというのは中身のほうが本体なのだと思い知らされます。Bareboneを購入して自分でカスタムしていくのが楽しいんだと思うけど、私はFully Assembledを選択。
【COLOR】
カラー展開は3色です。
- Carbon Black
- Navy Blue
- Space Grey
シンプルなカーボンブラックと、
ちょっと個性的でかわいいネイビーブルー、
そしてなじみのよさそうなスペースグレイ。
正直オリジナルのカラーリングは個人的にはどれも惹かれなかったけど、キーキャップが付け替えできるのがメカニカルキーボードの魅力。だからカラーは、キーではなくアルミフレームの色で選ぶのがいいかも。
たとえばカーボンブラックにこのキーキャップをつければこうなるし、
スペースグレイにこのキーキャップをつければこうなる。
キーキャップカスタムの世界は奥深いので、私はとりえあずKeychronがオフィシャルで出しているものでいこうと、この写真と同じ組み合わせにしてみました。ということでスペースグレイを選択。
【SWITCHES】
そしてメカニカルキーボードには、スイッチの軸の違いがあります。赤軸、青軸、茶軸の3種類が定番で(他に黒軸やピンク軸などある製品もあるらしいけど)、色ごとに押し心地(打鍵感)が違ってきます。
- Gateron Phantom Red(赤軸)
- Gateron Phantom Blue(青軸)
- Gateron Phantom Brown(茶軸)
感覚でしかないですが、個人的には調べたりした結果、Keychronなら赤軸が打ちやすそうだなと思ったので赤軸を選択。他と比較はできてないけど、たぶん間違ってなかったです。公式がタイピング音比較の動画も出してくれているので、こういうのを参考にします。
キーキャップも追加して、他にもカスタムいろいろ
そしてカスタムキーボードなので、交換パーツやアクセサリーが充実しています。私はキーキャップだけ購入しました。キーキャップは単に色をかわいくできるというだけでなく、素材が違うので打鍵感にも影響してきます。キーボード沼にハマると、いろんなキーキャップを買っては付け替え、試してみたくなるようです。
右上のInsキーがついているところは、バッジに付け替え可能。好きなアイコンデータをアップロードして作れるので、自分のYouTubeチャンネルやブログのアイコンとか、経営している会社やブランドのロゴとかを付けて、自分だけのキーボードがつくれる。
メカニカルキーボードは高さがあるので、手首を置くパームレストがあったほうがいいです。これもKeychron公式で販売してくれていて、ロゴプレートが埋め込まれていてかっこいいかも。横の長さがキーボードの長さにあわせて複数あります。
アクセサリーも追加したら、購入画面へ。
イギリスのメーカーで生産工場は中国になりますが、もちろん日本からも購入できます。お会計はPayPalアカウントがあると便利です。
住所やメールアドレスなど必要情報を入力すると、発送方法と送料が出てくる。AsiaへのDHL Expressでのは発送ということで、送料は$25でした。地域によって違うかも。ここは選択の余地なしでした。
オーダー完了画面はこんな感じ。Google Mapsが表示されます。ちなみに私は、発売直後の2021年8月末に購入しましたが、その後すぐ売り切れていたので初回購入枠ギリギリだったみたいです。
待てども待てども来ない。注文後2ヶ月でようやく到着
そして待つことしばらく……。全然来る気配がありません。発送通知のメールなども来ないので、公式サイトを見に行ってみると、、
「発送すごい頑張ってるけど、ほとんどのオーダーは今のところ遅れてます。なぜなら1日の最大発送量200〜300件をMAXでやっても追いつかないくらい注文殺到してるから!9月15日までの注文分はなんとか9月中に発送できそうで、それ以降の注文はおそらく10月15日までには……」
みたいなお知らせ文が。しかしその日にちになっても発送される気配がないので、再び見に行くと、
メッセージが追記されていました。「9月15日前に注文したのにまだ発送通知メールを受け取っていない人は、ここからスプレッドシートを見てね」と。
開くと、まさかの発送番号一覧のシートでした。手作り感がすごいな。私の番号はここにあったので、まだ発送されていないということ。
そしてようやく注文から1ヶ月半ほど経って発送されたのですが、今後は運悪く中国の国慶節に当たってしまったらしく、深センで止まってしまった……。深センってたぶんまだ工場の最寄りでしょ。
そして最終的に、注文から手に届くまでは2ヶ月以上かかりました笑 海外ECっていつも全然来ないけど、さすがに今回はタイミングと運の悪さもあって、遅すぎたかな……。待っている間に何度か、すぐ届くキーボード買ってしまおうかとも思ったけど、調べれば調べるほど他に私のニーズにあうキーボードが他にないんですよね。それについてはまた改めて書きます。
Keychron Q1、なかなか気に入っている
かなーり気長に待って使い始めましたが、今のところ待った甲斐があったと思える使用感で、なかなか気に入ってます!
MacBook歴が長くてマウスよりトラックパッド派なので、こういうパームレストを自作して、快適にタイピングしています。本当に打鍵感が快適。これはちょっと毎日が変わりますね。たぶん今は発売直後よりはだいぶ手に届くのも早くなっていると思うけど、そればかりは読めないので、安易に友達などにはおすすめできません笑
レビューはまた改めてしたいと思いますが、今回は購入体験のお話でした。
▼Keychron Q1レビューしました
▼キーボード沼に足を踏み入れてみる人はこちら
▼オフィスチェアにこだわってみたり
▼モニターアームを取り付けてみたり
おわり。