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白馬村の隠れ家イタリアン「森のレストラン」のランチコースが絶品でした

スキー・スノーボードで知られる長野県白馬村ですが、最近は春夏の「グリーンシーズン」の観光にも力を入れていて、アウトドアが楽しめる観光地や美味しい飲食店がたくさん。

でも、記念日や少し贅沢な旅行のときに予約して行きたい「ちょっと良いレストラン」は、少し見つけづらい気がする……。そんな白馬に、地元食材を使った高級イタリアンコースを提供する隠れ家レストランがあるというので、行ってきました。

2022年グリーンシーズンは4月29日から営業しています。完全予約制・1日4組程度までの限定ですが、白馬村へ旅行の予定がある人はぜひ訪れてみてください。地域の事業者さん応援のため、今回ランチコースを頂いてきた体験をシェアします。

「白馬農場」がプロデュースする、森の中にある完全予約制レストラン

森のレストラン」は、『白馬を潤す、動かす』をミッションに環境に配慮した農作物づくりをしている「白馬農場」さんが運営する、新しい業態のひとつです。

Hakuba morino restaurant 12白馬農場

» 白馬農場|公式Webサイト

こちらの白馬農場さん、お米や野菜・加工品の生産をメインに、グランピング、いちご園、ブルーベリー園、ジェラテリア、カフェレストランなど、たくさんの事業を展開されています。これらすべての事業が理にかなった循環をしているそうなのですが、私もまだ全体像がつかみきれていないので、今度詳しくお聞きしてみたいと思います。

Hakuba morino restaurant 14農かふぇ白馬を知っている人なら、国道沿いにある「白馬農場 キッチン&マルシェ 農かふぇ」のほうに行ったことがあるかもしれません。こちらはふらっと入れるカジュアルなお店。炊きたて米のおにぎりと新鮮野菜を使ったおかずの定食など、ほっと安らぐ家庭料理が美味しくてお気に入りです。

Hakuba morino restaurant 13農かふぇ農かふぇからすぐ近くの、田んぼの間の細い道をずーっと行ったところに本社があり、その横の森の中に「森のレストラン」があります。

完全予約制・1日4組程度限定の、その日採れた野菜や食材をたっぷり使った高級イタリアン。素材のクオリティはそのままに、違った路線の食事が楽しめます。

白馬の素材をたっぷり使った3,000円ランチコース

ランチコースは、サラダ・前菜・スープ・パスタ・デザート・ドリンク(コーヒー等)で3,000円。ちょっとした贅沢にちょうどいい価格帯です。

Hakuba morino restaurant 2席はこんな感じのテントの中。このタイプの他に、ビニール張りになっていて外が見えるタイプの席が何席かありました。ストーブがあるので屋外でも安心。(店内の設備は変わる可能性があります)

Hakuba morino restaurant 3季節野菜のインサラータ最初のお料理は「季節野菜のインサラータ」。採れたての新鮮野菜にリンゴのヴィネグレット(ドレッシング)がかかっていて、シャキシャキした食感と甘み&酸味のバランスがよいフルーティーなサラダでした。

Hakuba morino restaurant 4キクイモのズッペッタ続いて「キクイモのズッペッタ」をフォカッチャと一緒に。ズッペッタとは濃厚クリーミーなスープのこと。生ハムとキクイモをカリカリにしたフレークがトッピングしてあり、面白い食感のスープでした。キクイモの風味と香りが濃くて絶品。

フォカッチャは「白馬産小麦・ゆめかおり」を使っているそう。ふわふわ豊かで香ばしく、どのお料理にも合う。おかわりも頂けます。

Hakuba morino restaurant 5前菜盛り合わせ前菜のプレートがやってきました。右上から時計回りに、

  • ホタルイカと山うど、新玉ねぎのアグロドルチェ
  • 白馬農場のいちごと自家製リコッタチーズのクロスティーニ
  • 長野産グリーンアスパラガス ボルツァーノ風
  • 白馬産コシアブラのゼッポリーネ

の4種。ちょこっとずつ盛り合わせになっていて、ボリュームもほどよくどれも美味しい……。個人的には好みど真ん中のプレートです。ワインが欲しくなるしっかりめの味付けでした。特に右上の前菜の、ホタルイカの旨味と新玉ねぎのさっぱり感、アーモンドフレークの食感の絶妙な組み合わせが好みだったかな。

ここで苺のデザートのようなものが乗ってきたのは驚いたけど、なんだか前菜として食事にするっとなじんでいて、違和感なく食べられました。

コシアブラっていう野菜はたぶん食べたことがなかったけど、白馬でこの時期に採れる山菜としてはメジャーみたいです。地元の山菜を使ったイタリアン、よい。

Hakuba morino restaurant 7パスタメインは肉料理でも魚料理でもなく、パスタでした。今回頂いたのは「富山産平アジのコンフィと白馬山菜(タラノメ、アサツキ)のアーリオオーリオ」。

メインは白馬産じゃなくて富山産なのね、まあ長野は海がないからねぇ、と思ったら、なんとスタッフが釣りにハマっていて日本海まで出かけて釣ってきたもんだからメニューに使ってみました、という温かいストーリー付きでした。

平アジは低温調理でコンフィにしているそうで、ふっくらやわらかく味が染み込んでいて素晴らしい。ここにもタラノメとアサツキと、この時期に白馬でよく採れる山菜が使われています。食材調達ルートはすべてオープンで合理的、それが「森のレストラン」のスタイル。

Hakuba morino restaurant 8デザートデザートには「チョコレートのテリーヌと長野産酒粕のセミフレッド」をホットコーヒーと一緒に頂きました。控えめで上品な甘さで、ささやかな食後のお口直しという感じで素敵でした。

全体のボリュームもちょうどよく、お腹パンパンになりすぎなくてよかった。お料理のペースがゆっくりめなのもありがたかったです。白馬でスローな時間を過ごすにはちょうどいいけど、時間には余裕を持っていくのがおすすめかな。

Hakuba morino restaurant 11ランチコース5,000円のデイユースプランもあり、こちらはランチ+グランピングテントを体験できます。ランチコースは少しグレードアップしたおまかせコースになり、ドリンク(アルコール含む)が1杯つきます。

Hakuba morino restaurant 10グランピングこちらのコースを選ぶと、森の中に設置されたグランピングテントやハンモックで、鳥のさえずりや葉ずれの音を聞きながら休憩できます。さらにゆっくりとした時間を過ごしたい人は、こちらのプランもいいのかも。

白馬はグリーンシーズンも最高。ちょっと贅沢なランチに「森のレストラン」へどうぞ

Hakuba morino restaurant 15グリーンシーズンウィンターシーズンが終わると、緑がきれいなグリーンシーズンを迎える白馬エリア。

夏まではまだ山に雪が残っていて、麓から望むビューも絶景です。爽やかな大自然を感じながら、屋外での食事も楽しみやすい季節。

ほどほどの価格でおしゃれで美味しいコースランチが食べられるところはないかなーと探している人には、白馬農場がプロデュースする「森のレストラン」、おすすめしたいお店でした!ちなみに3,000〜5,000円という価格帯ですが、森の中なのでドレスコード等はありません。アウトドアな服装のままサンダルでもOKなので気負わずに行けます。

完全予約制なので、電話か公式サイトから予約を入れて、ぜひ食べに行ってみてくださいねー。

営業時間
2022年4月29日〜 完全予約制・1日4組程度まで
①12:00~13:30
②13:30~15:00
火曜定休 食材の状況により臨時休
TEL 0261-75-3301
公式サイト:https://tmhakuba13.wixsite.com/forest-hakuba

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おわり。

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