キューバに行ってきたので、首都ハバナの交通事情・移動手段をまとめます。
キューバは昔の街並みが残っていて、50年台の古いクラシックカーが普通に街を走っている面白い国です。首都ハバナでもそうなので、車好きの人にとっては歩いているだけで楽しいところ。
クラシックカーももちろん移動手段として使えますが、他にも種類の違うタクシーやバスなどいくつかの移動手段があります。観光地はコンパクトにまとまっているので、徒歩だけでもいけるくらい。
いろんな車を乗りこなしてハバナを楽しみましょう〜。
Contents
ハバナには電車・地下鉄はありません
ハバナの街並みを見下ろすとこんな感じ。電車・地下鉄は走っていません。
基本的に地上の移動で、道路を走る乗り物を使うことになります。難しいことは何もないので、観光客には優しい街かと。
地図でハバナを見るとけっこう広いのですが、観光地は「旧市街(Old Habana)」のあたりにまとまっていて、徒歩でも回れてしまうくらいコンパクトです。
ハバナの交通機関のすべて
ハバナでは徒歩を基本として、少し距離のある移動のときにいろんなタクシーに乗りました。こんな車が平然と走っているので、乗らなくても見ているだけで楽しいです。全交通機関をまとめます。
- タクシー(イエローキャブ)
- タクシー(クラシックカー)
- ビシタクシー(自転車タクシー、シクロ)
- CoCoタクシー
- 路線バス
- 馬車
- 徒歩
タクシー(イエローキャブ)
こういう普通のタクシーも走っています!
おそらく、数年前まではなかったんだろうな……と少し悲しくなりますが、クラシックカーに比べて乗り心地は格段にいいので、まあまあおすすめです。
街中を走っているので、他の国と同じように止めればOK。メーターもついているのでお任せでもいいですが、値段交渉も可能です。
特徴:ごく一般的なタクシー
タクシー(クラシックカー)
最近はクラシックカーが観光タクシーとして使われているようです。
少し前はふつうに一般市民の乗り物でしたが、観光客を乗せたほうが儲かるからです……。一般市民でこういう車に乗っている人も全然いますが、カッコいい車ほどタクシー化している気がしました。
このピンクの車は「革命広場」に停まっていたタクシー。
この赤いオープンカーに乗ってみました!
1時間の観光案内付きタクシーもありますが、移動だけならそこまで高額じゃなくて済みます。せっかくなので、1度くらいは乗ってみたらいいかなーと思います。
オープンカーは風が気持ちいいし、カラフルな街並みもよく見えます。革命広場とか少し離れた観光地に行くときに乗ってみるのがいいかも。
特徴:雰囲気を味わいたいなら一度乗ってみるべき
ビシタクシー(自転車タクシー、シクロ)
人力の自転車型タクシーです。
若いお兄ちゃんが全力で漕いでくれますが、スピードは遅めです笑 市内でちょこっと移動したいとき、徒歩だと少し遠いな〜というときなどにおすすめ。
けっこう声をかけてくるので、料金は交渉できます。
ビシタクシーは、クラシックカーと並んで普通に公道を走っております。
特徴:短距離移動にはおすすめ
CoCoタクシー
丸っこくてかわいいバイク型のタクシー。通称CoCo(ココ)というようです。
タクシー会社が運営しているみたいで、あまり料金の融通は効きません。でもビシタクシーと比べるとしっかりしているし、走っていても安定感があります。
業者感の強いドライバー。中距離の移動で乗ってみましたが、料金のわりには満足度高いです。
特徴:開放的なので短距離移動にはおすすめ
路線バス
すみません、路線バスの写真撮れてなかったのでこれはたぶん違うタイプのバスですが……。
よくある普通のローカルバスも走っています。なんと料金が1回の乗車で1CUP(約5円)と激安。ちなみにこれは現地民用通貨CUP(キューバ人民ペソ)での料金なので、本当は観光客だったら少し高いのかもしれない。
でもこのへんは曖昧なので、場合によると思います。
特徴:安く済むけどちょっと複雑
馬車
※この写真は別の街トリニダードにて。ハバナではもっと観光客向けです。
馬車もふつうに市内を走っています。
現地民も使う移動手段というよりは、完全に観光客向け。欧米人とかは喜んで乗っていました。
料金はちょっと確認できなかったのですが、東京の人力車みたいなものと思ってもらえれば。馬車に乗りつつ観光案内っぽいこともしてくれるので、言い値というか交渉次第というか、そんな感じです。
アトラクション感覚で楽しむにはいいかもです。
特徴:アトラクション感覚ならいいかも
徒歩
結局、徒歩が一番!という……。
ハバナは観光地がぎゅっとまとまっているので、徒歩だけでも全然いけます。むしろ、気になったお店にふらっと入ったり、食べ歩きをしたりしながら、お散歩するのがおすすめ。
ハバナにはこういう開放的で気持ちいい広場が多いです。のんびーり絵を描いている人とか、手作り雑貨を売っている人とかがいたり。
細い路地にカラフルな建物!って感じのところも多いので、キューバ人たちも基本は徒歩移動です。
うまく使い分けると、楽しくまわれる街です。
特徴:結局歩くのが一番
まとめ:市内観光なら徒歩とタクシーで十分
というわけで、ハバナ市内の観光なら基本は徒歩でまわりつつ、場合によっていろいろなタクシーを使い分ける感じが一番。
こういうカラフルな車が走っている光景が見られるので、ゆったり楽しみながら歩きましょう。
キューバといえばすべての車がクラシックカーなイメージがあるかもですが、2015年のアメリカとの国交正常化以来、最近の車もけっこう入ってきています。2018年11月現在では、感覚的に2〜3割は新しい車だったと思います。
この風景がなくなるまえに、早めに行くのがおすすめです!
▼これから渡航の方は事前準備を忘れずに
▼ハバナの空港から市内への行き方はこちら
おわり。