2018年11月にキューバに行ってきました。
キューバの宿事情は独特で、CASA PARTICULAR(カサ・パルティクラル/通称CASA)と呼ばれる民泊がとても普及しています。一般人のおうちに泊めさせてもらうようなスタイルのアットホームな宿です。
キューバは普通に物価が高く、ホテルなら1泊1万円程度はする一方で、CASAならなんと1泊1,000円程度。ちょっとした友達同士or一人旅の宿泊なら、圧倒的にCASAがおすすめです。
CASAの泊まり方と、日本人におすすめのCASA3箇所の詳細、一応きれいめのホテルも知っておきたい人向けにホテル1箇所をまとめます。
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キューバでは当たり前の民泊スタイルCASA

キューバの街並みはこんな感じ。旧市街からもほど近いところに、カラフルな家がたくさん集まっているエリアがあります。
このあたりに密集しているのがCASAと呼ばれる民泊。
- 1人1泊10CUC(約1,000円ほど)
- 朝食付き
- シャワートイレ共同
- ドミトリースタイル
- 洗濯やキッチンの利用は自由
このようなスタイルで、ホステルやゲストハウスに似ています。ただし、キューバ人の一般的な暮らしに溶け込むような感じなので、いわゆる「安宿」のような位置付けとはちょっと違います。
内装もかわいい感じでもてなしてくれるところが多いので、「他の国ではちゃんとしたホテルに泊まるよー」という方でも泊まってみると楽しいかもしれません。
ちなみに私は、スリランカでもおしゃれホステルに泊まったり、マレーシアでもきれいなカプセルホテルに泊まったり、普段から安宿で楽しんでいる派です。
キューバにどれだけCASAがあるか……は、以下のサイトを見てみてください。
» Casa Particular.com|feel at home in Cuba
CASAに泊まるには?予約は不要

CASAの宿泊は、事前予約不要です。というか、できないところが多い……。飛び込みでいくところがほとんどなので、こういうドアをピンポンして「今夜空きある?」て感じです。
キューバは社会主義国家で、インターネットも普及していないような国です。日本の常識は全然通じないので、異世界に飛び込んだ感じで楽しいはず。
▼キューバのインターネット事情についてはこちらの記事をどうぞ。

CASAはどこも部屋数はあるので、だいたい泊まれると思います。けどもちろん満室の可能性もゼロではないです。
いくつか事前に目星をつけておけば、どこかしらには泊まれるはず。私は最初に行ったところが1人分しか空いていなくて(2人旅だった)、2つめに行ったところで泊まれました。
日本人に人気の、間違いないCASAを3つ紹介します。
日本人に人気があるCASA3つ
キューバで日本人が泊まるCASAは、実はだいたいこの3つに絞られます。すべて徒歩圏内にあって、旧市街にも近いです。
ポイントは、手書きの「日本人向け情報ノート」があること。宿泊した旅人たちがいろいろ情報を書き残してくれているんです。ネットがないので、こういう情報は貴重なんですかね?(まあ、私は現地人に聞く派なので全然見なかったけど)
1. シオマラさんの家


「シオマラさんの家」は一番人気みたいです。このあとに紹介する2つよりは少し奥にあり見つけづらいのですが、こういうブルーの壁が目印です。ドアには小さく「しおまら」の文字が!


ドアのチャイムを鳴らして気長に待っていると、誰かしらが来てくれます(中からではなく外からスタッフが来てびっくりしました)。階段をのぼると、日本語と韓国語でシオマラの字が掲げられています。


こんな感じのリビング。かわいい!空きがあれば、パスポートを見せたり書類を書いたりして、すぐに部屋に入れます。


一応Wi-Fiもあって、カードを購入すればつなげます。不安定ですが。キューバのインターネット事情についてはこちらの記事をご覧ください。


お部屋はこんな感じ。部屋のなかにもシャワートイレがついています。
シオマラさんの家は1泊しましたが、とてもよかったと思います!デメリットとしては少しだけ離れているくらい。何人か日本人が泊まっていて、次の日は一人旅同士4人くらいで一緒にクラシックカーを借りると言っていました。そういうのもいいですね。
一番おすすめです!
2. ホアキナさんの家


こちらは「ホアキナさんの家」。外から見ると、2Fに日本と韓国の国旗が見えます。(小さくてすみません)


外観は雑居ビルみたいですが、中はけっこう広いです。シオマラさんの家との距離は徒歩5分くらいで、ここが一番旧市街から近いです。


お部屋はこんな感じ。クオリティはホアキナさん家と変わらないのですが、こちらは4人部屋で韓国人の女の子たちと同室でした。知らない人と相部屋が嫌な人には厳しいかも。こちらも部屋のなかにトイレとシャワー付き。


ロビーはこんな感じで、アンティークで広めです。夜はここで飲み会をやっていた感じがします。客層としては、たまたまかもしれないけど日本人の男子大学生と、韓国人の女の子が多かったなあ。


廊下。


キッチン。自由に使ってOK。


これはベランダから見下ろした写真で、国会議事堂からすぐ目の前にみえます。こちらもまあまあの居心地です。オーナーが親切で、夜遅くについたのに丁寧に対応してくれました。
デメリットとしては、鍵の開け締めがむずかしいことと、日本人情報ノートの情報量が少ないことかな……。すこし前にノート紛失したらしいです笑
3. ヨハンナさんの家


3つめは「ヨハンナさんの家」。シオマラさんの家からホアキナさんの家に向かう途中の道にあります。1Fにあるけど、ちょっと見落としそうになるかも。こんな外観です。
ここは泊まっていないので中の写真はありませんが、同じく日本人や韓国人に人気のようです。
ただ調べた感じだと、上の2つが空いていなかった場合の予備、的な位置付けがいいかも。韓国人率が高く、とくにこれといったメリットもないようです。
深夜着で心配なら、1泊目はホテルへ


それでも「深夜着便だし、宿が見つからなかったら困るから、最初の1泊くらいはホテルを予約しておこうかな……」という方もいますよね。
普通のホテルなら「Hotel Mercure Sevilla Havana(ホテル メルキュール セビリア ハバナ)」がおすすめ。
ハバナ中心地にあり、レトロな内装もかわいくて、お値段もそこまで高くない!さらに、朝食ブッフェがすばらしいです。


豊富なパン!


豊富すぎるハムとチーズ!


いろんな食べ物がある。。


朝食レストランは最上階にあり、ハバナの街が見下ろせます。ハバナは全体的に低いので、この景色はなかなか見られないかも?CASA泊だけだとまず見下ろせないですね。


ちなみに24時間オープンのバーもあるので、深夜について軽食が食べたい人にも安心です。




こんな中庭で、キューバらしいご飯も食べられますよー。


中庭からの月がめっちゃきれいでした。


この月が見える部分は全館吹き抜けになっていて、このまわりにお部屋があります。部屋の中は写真撮り忘れましたが、レトロでかわいい、普通に快適なお部屋です。
ハバナは治安がいいので、深夜便で着いても大丈夫。交通事情については以下の記事でも書いたので、参考にしてください。
▼空港からハバナ市内への行き方



▼ハバナ市内の交通事情



▼キューバ旅行の事前準備 保険&ツーリストカードについて



おわり。