気づけば、留学・ワーキングホリデーの2大国である「カナダ」と「オーストラリア」で、訪れたことのある街が15都市になりました。
- カナダ9都市:トロント、バンクーバー、ハリファックス、プリンスエドワード島、ケベック、モントリオール、オタワ、ウィスラー、ビクトリア
- オーストラリア6都市:シドニー、メルボルン、ゴールドコースト、ブリスベン、バイロンベイ、ケアンズ
長く住んだ都市も、旅行で訪れただけの都市もありますが、それぞれに良さや違いがあります。
「都市選び」というところに絞って、ワーホリや留学を考えている人の参考になる選び方を紹介したいと思います。
Contents
【経験】約2年かけて訪れた15の都市たち
改めて、15都市をどんなふうに訪れてきたのかを振り返ります。
まずは20歳くらいのとき、留学していた人を訪ねてカナダへ。バンクーバーから入り、船でビクトリアへ移動し、後半にはウィスラーにも行ってみました。
その半年ほどあと、自身のワーホリでまたカナダに渡ります。拠点はトロントにし、1年ほど滞在しました。夏にはちょっと引っ越して、最東部のハリファックスに住み。そこからトロントに戻るときに、プリンスエドワード島、ケベック、モントリオール、オタワを旅。
そして時はしばらく空き、最近になってオーストラリアのゴールドコーストを旅行で訪れました。その後、メルボルンに1ヶ月、シドニーに1ヶ月住みました。またゴールドコーストに来て、今度はブリスベンにちょこっと旅。
そして現在はバイロンベイに住んで1ヶ月ほどになります。
こんな感じ。
ちなみに留学生に人気のロンドンや、アメリカのNY、セブ、フィジーなどにも行きましたがここでは割愛します。
どの都市がベスト!なんて、ないです
1ヶ月以上住んでみた都市は、
- トロント
- ハリファックス
- メルボルン
- シドニー
- ゴールドコースト
- バイロンベイ
の6都市になるのですが、感想として、どの都市にもいいところわるいところがあり、人それぞれ向き不向きだなと思いました。
滞在していると、「この人は本当にこの街に合ってたんだな」という人に出会います。また、「この街にはこういう雰囲気の人が多いな」という共通点も見いだせるようになったりします。
同じ国のなかでも、都市によって出会う人はタイプが違いました。日本人だけを見てみても、都市の規模などが違えば、目的や意気込みも違ったりします。
たとえば、
- シドニーには留学・現地就職などを視野に入れている人が多いけど、バイロンベイだと波乗りを楽しみに来ている人も多い
- トロントには働いて生活も楽しみたい大人が多いけど、ハリファックスには英語学習を優先したい若者が多い
といった感じ。
一概には言えないのですが、「この都市が一番!」というのはないので、いかに自分に合った都市を見つけられるかだと思います。
すべての都市に魅力はあるから、条件を洗おう
成功する「都市選び」のアドバイスとしては、
条件別に自分の希望・避けたいことなどを洗い出し、絞り込んでいく
のがおすすめです。その項目はこちら。
街の規模(都会か田舎か)
自分は都会で勝負したいのか、田舎で暮らしを楽しみたいのか。
生まれ育った環境なども影響すると思います。刺激があったほうが燃えて頑張れるタイプの人もいれば、少しスローライフな雰囲気のほうが落ち着いて頑張れるタイプの人もいます。
海外の都市で「都会」「田舎」と言われてもわからないかもしれませんが、、
私個人は、どちらかという田舎よりは都会のほうが楽しめるタイプです。田舎すぎて周りにスーパーしかない……みたいなところに住んでいても、すぐ飽きちゃうんですよね。
街の雰囲気
雰囲気はけっこう気分を左右するので、大事です。
主観ですが、
- トロント→多文化が共生していてぎゅっと詰まった感じ
- ハリファックス→港町なのでリラックスして開放的な感じ
- バンクーバー→自然があり日本人も多く暮らしやすい感じ
のようなイメージがあります。行ってみないとわからない部分も大きいですが、事前にYouTubeで動画を見てみるとかすると、雰囲気がつかめます。
街の気候
長く住んでいくなら気候も大事。
たとえば同じオーストラリア内でも、世界一住みやすい街といわれるメルボルンは、冬はかなり寒いです。一方で、ブリスベンとかに行けば年中暖かい。
四季がある楽しさもあれば、年中安定して過ごしやすいほうが嬉しいこともあります。南国で育った人がカナダのトロントに住むのはなかなかつらいものがあるだろうし、これまで生きてきた環境にもよりますね。
気候って、なめてかかるとけっこう精神に影響を及ぼします。雨続きのメルボルンで鬱になってしまった……という話も聞くので、真剣に考慮しましょう。
趣味とのつながり
趣味があると友達づくりがラクになるので、生かしていくのがおすすめです。
オーストラリアのゴールドコーストやバイロンベイは、サーフィンが趣味の人にはもってこいの場所です。それ目的で来る人もいるくらい。スノーボードがしたいならカナダ・ウィスラーですね。
食べることが趣味なら、メルボルンやケベック州は楽しいと思います。アートや演劇鑑賞などが好きなら、モントリオールやトロント。写真が趣味なら、思い切って離島とかに行ってみてもいいかも。
言葉の通じないうちは趣味がコミュニケーションツールになるし、人脈を広げるのにもかかわってくるので、「遊び」と侮るなかれでかなり大事です。
近くにある観光地
その都市から行きやすい観光地なども、判断材料になります。
たとえばバンクーバーからは、ビクトリアやウィスラー、シアトルにも行きやすいです。自然たっぷりの観光地もまわりにたくさんあるので、1年くらいならまず飽きることはありません。
トロントならナイアガラの滝があるし、バスでNYにも気軽に行けます。友人は、1年の滞在中に5回くらいNYに行っていました。
死ぬまでにオーロラを絶対見たい!という人もカナダがいいかも。あと、滞在の終盤に中南米を旅してくる人も多かったです。
一方オーストラリアだと近隣にニュージーランドくらいしかないので、オーストラリア大陸内をぐるっと回る「ラウンド」を楽しむのが一般的です。
とくにワーホリの人は旅行も楽しみたいと思うので、周辺観光地も考慮して決めると◎
英語の訛り・アクセント
個人的にはあまり気にしなくていいかなと思うのですが、「英語の訛り」も条件に加える人は多いです。
カナダはきれいな英語と言われていて、どの街でも美しい英語を浴びることができます。地域によっては少し独自の方言があったりしますが、上級者にならないとわからない程度。
その点、オーストラリアは訛りが心配されます。。オージー英語は北米あたりと比べるとかなりアクセントが強く、カナダで英語を身につけた私は最初オーストラリアに来たとき、カナダ英語の半分くらいしか聞き取れませんでした笑
けど、全世界中にいる英語話者のなかで、完全なるネイティブイングリッシュを話す人って、全体の2割くらいなんですよね。
それに、数年頑張ったくらいでは日本訛りは抜けないので、自分もオージー訛りの英語になっちゃうかも……?みたいな心配はあまりいらないかなと思います。
ちなみに英語の発音は「筋トレ」と一緒なので、自力で鍛える必要があります。
日本人が多いかどうか
日本人の比率を気にする人もいます。
日本人が多いことで有名なのは、カナダのバンクーバー。たしかに歩いていて日本人はかなり見かけますし、日本食レストランやラーメン屋も多いです。
嫌がる人もいますが、逆に食材に困らなかったり、トラブルのときに助け合えたりというメリットもあります。現地で日系会社に就職したり、出会った人と一緒にお店をオープンしたりする人もいるので、将来的にビジネスに繋げたいなら日本人とのつながりも大事です。
結局、英語の伸びにかんしては努力次第なので、日本人を避けることはあまり意味ないかなというのが個人的な意見です。
【テンプレにハマるな】都市って実は無限にある
【ワーホリ 都市選び】などと検索すると、各都市を網羅したような記事が出てくるし、パンフレットに載っている都市も決まったところだと思います。
「このなかから選ぶのか〜〜」と、まるでお歳暮のギフトカタログもしくは大学案内の学部選びのようにパンフレットを眺めていませんか。
でも、都市って無限にありますからね。
都市と都市の間がぽっかり空洞なわけないので、その間にある小さな田舎町などにこそその国らしい暮らしがあったりします。一覧化されている都市名は、留学エージェントなどが斡旋できる学校やインターン先があるとか、大人の都合で掲載されているだけなのです。
行きたい都市を決めるのは自分だし、自分の目で見て頭で考えて、決めたほうがいいですよ!
まあ、最後は直感でいいと思いますが。
まとめ:どの都市に住むかは自由。引っ越すのも自由。
私はカナダ滞在時に突然飽きて、誰も知らない街に転校・引っ越ししたことがあります。そうしたら、新しい友達と全然違う生活が待っていました。
結局どの都市にいってもそこが大好きになる人が多いし、どうしても合わなかったら行ってから移るのもカンタン。(学校に申し込んでいると難しいけど)
どこに住むかなんて本当に自由だし、どこにだって仕事はあります。むしろ働かなくてもOK。自由にやったらOKです。
楽しい海外生活になるように、都市はいろいろ見て選びましょう。英語を頑張ろうと思っている人はこちらもどうぞ。
おわり。