Goods + Tools

天井スペースを活用する車内DIY。ハンガーバー&サイドバーを組み合わせて収納力を上げてみた

最近新しい車になったのですが、しばらく乗っていて思うようになりました。

「後ろのスペースをもっと有効活用して、スマートに収納したいな」

と。スキー&スノーボードをするときに駐車場でまわりの車を観察すると、皆さんすごくいろいろ工夫して収納しているんですね。そこまで凝ったことはしなくても、もうちょっとスマートにやりたいなと思い、自分でDIYしてみました。

天井のデッドスペースが一番気になったので、サイドバー&ハンガーバーを取り付けていろいろ吊るせるように。後ろにはキャンプ用のボックスを置いて細かいものを収納。Amazonと100均だけでだいたい完結する、予算1万円以内の簡単DIYです。

スキー&スノーボードの車内収納、工夫しがいあり

【スノーボード 車内 収納】などで検索すると、いろいろ写真が出てきます。いくつかお借りしてみました。

Car storage diy 23SBN FREERUN
画像出典:SBN FREERUN – 車内空間を上手く使って快適なスノーボード旅を

こんな感じで天井にボードを浮かせたり、横にウェアなどをかけたりできたら便利そう!大きい車なら車中泊仕様にするんだろうな。

Car storage diy 22Carstay
画像出典:Carstay – 車中泊とスキーは相性抜群!渋滞知らずで宿泊費をかけない遊び方をご紹介

こちらはぎっしりのリアルなパターン。二段になってますね。よくよく見ると、グローブやゴーグルなど濡れたものが干せるようになっていたり、天井にはネットで布ものが収納されていたり。学びの多い1枚の画像。

Car storage diy 20STEEP
画像出典:STEEP – スキー・スノーボード旅行の車内空間をDIYで快適に!

こちらも天井に棒がある!どうやらスノーボーダーの車内収納において棒は必須のようです。この台みたいので2段にするのもやってる人多いなあ。便利そう。

Car storage diy 21STEEP
画像出典:STEEP – スキー・スノーボード旅行の車内空間をDIYで快適に!

吊るせるのは絶対便利だよね!この棒に直接吊るすのもありかぁ。

という感じでインターネットで学びつつ、 友達の車もちらちら観察して、駐車場で知らない人からもアイデアを盗みました。凝ろうと思えばいくらでも凝れそうだけど、あまり強そうなアウトドアスタイルにはしたくなく、方向性を決めた。

  • 収納力はアップさせてスマートにしたい
  • でも本気すぎるアウトドア仕様にはしたくない
  • 戻そうを思えばすぐにきれいに(都会仕様に)戻せる
  • 後部座席を完全に塞がず、4人乗りしたいときはできるように
  • 後ろの視界は安全のためにも完全に遮りたくない

これを条件にして、DIYスタート。かかった費用は1万円以内、かかった時間は1時間くらい。超簡単です。

ハンガーバー&サイドバーのクロス装着で、小さな車でも天井収納はいける

Car storage diy 1

最終的に、こんな感じで吊るせるようになりました。見えるかな?もう少し引きで撮ればよかった。車の進行方向に向かって縦につけているのがサイドバー、後ろに横につけているのがハンガーバーというものです。前に横向きにある棒は、雪かき棒です。収納場所に困っていたので、天井行きです。

Car storage diy 7クロス取り付け

もうちょっとすっきり別角度から見ると、このように取り付けてあります。ハンガーバーは車に元からついているアシストグリップに直接付けることもできるのだけど、それだと車の後ろからかなり前のめりにならないとかけられないし、1本しか付けられない。サイドバーをつけておけば、縦向きにも空間が広がるのでゆくゆくの活用できることも増えます。

今回使ったアイテムが、こちらです。

サイドバー:カーメイト(CARMATE)クロスライドシリーズ

車のサイズによってバーの長さも対応・非対応があるようなので、気をつけて。私の場合はカーメイト(CARMATE)の軽自動車・コンパクトカー用の65cmのサイズを購入しています。1本あたりの最大積載量は10kgなので、十分。左右2本セットで5,000円くらいです。

対応している車種が書いてあるので、要確認です!パーツがすごくたくさんついていて、いろんな車に取り付けられるようになっていました。

Car storage diy 24サイドバーオプション

ちなみに、オプション品を使うとサーフボードからスキー板から釣り竿から、いろんなものがきちんと固定して天井に収納できるようになっています。私はあまりネジ穴に負担をかけたくなかったのと、持ち上げて上に収納するのが腕力的に大変そうなので、板の天井収納はやめました。

ハンガーバー:Auto Spec 車用ハンガーバー 83cm~156cm

ハンガーバーはいろいろ調べた結果、サイドバーへの取り付けも簡単そうでシンプルで安定感のありそうなこちらに。長さ調節できるので、ぴったり取り付けられます。デザインがスタイリッシュなのも大事ですね。

1本だと3,380円、2本セットで6,580円でした。迷ったけど、追加したくなったらあとで買おうと思って、とりあえず1本だけ購入。あまり車に負担をかけず、軽量&ミニマルにいきたいのでね。

Car storage diy 6サイドバー取り付け

この2種類のバーの取り付けが、私の車の場合だと手順を正しくしないと入り切りませんでした。まずハンドルを外して、サイドバーに固定パーツを取り付け。その後、先に後ろ側にハンガーバーをつけた状態にして、ハンドルのネジ穴に固定していきます。そうしないと隙間が足りなくて後から入らないんだよね。苦労した。

Car storage diy 8合体部分

合体部分はこのようになっています。しっかり固定しないとグラグラするので、固め強めにグリップ。

Car storage diy 19

別の角度から見るとこんな感じ。右が前です。前のほうが長いので、ここに何かかけてもOK。ということで雪かき棒です。サイドバーの真ん中にハンガーバーをつけたほうが均等に力がかかっていいとは思うけど、それより後ろからの距離が大事だった。

アウター&スノーボード小物は100均一アイテムを駆使して吊るす

Car storage diy 13アウター吊るし

横にバーができたので、アウターを吊るします。あまり重くはしたくなくて、視界も遮りたくないので、ウェア1枚+アウター1枚くらいかな。

Car storage diy 15吊るし

ゴーグル、ネックウォーマー、ビーニー、グローブなどはステンレスハンガーに吊るしてみてる。ハンガーは前から持ってて、たしかダイソーだったと思います。ポイントとしては、揺れたときに落ちないように、固定力のあるフックのものを選ぶといいです。朝少し滑って午後は移動、みたいなことが多いので、その間に乾燥してくれていい感じ。

あとダイソーにはこんなフックも売っています。ゴムをくるっとするだけで取り付けられるフックです。キャップとかを吊るすのにも便利そうだし、2つ並んでいれば付けれるものもあることでしょう。とりあえず、付けてる。100均最高。

天井には広がるラゲッジポケットネットを自己流で装着

Car storage diy 2ラゲッジネット

後ろにびよーんとネットが飛び出してくる仕様がいいなと思って、駐車場のお隣さんから盗んでやってみました。先ほどつけたサイドバーとハンガーバーがクロスしているところに前側をひっかけ、後ろのドアを開けたときに横にあるスライド棒(なんて名前だろう)に後側をひっかける。工夫が必要です。

ラゲッジネットはこちら、2,000円くらい。いろいろあるけど、黒よりはカーキとかの色がいいかなと思って。天井に使えなくても、運転席と助手席の後ろに縦に引っ掛けるとか、使い方の柔軟性が高そうなのがいいかなと思いました。ここには一時的にグローブなどを置いておくのに使ったり、薄い布のものなどを天井にしまいたいときにいいかもしれない。

細かいものの収納はキャンプ道具収納ボックスに

Car storage diy 10キャンプ用収納ボックス

細かいものはこういうソフトなボックスを買いました。実は一度失敗していて、ハードなよくあるアウトドアボックスを買ってみたところ、使い勝手があまり良くなくて、個人的には柔らかい布素材のほうが好みでした。後ろに置いて、中にはこんなものを入れています。

  • 車のお掃除グッズ
  • 雪を溶かすスプレー
  • 軍手やテムレス
  • 小さな折りたたみチェア
  • ブランケット
  • スノーボード小物の予備
Car storage diy 11キャンプ用収納ボックス中身

ちょっと色がごちゃつきすぎて激しいので、モノクロ写真だけ載せておこう。

すごくいろいろ探した結果、このAkizoraというメーカーのボックスがぴったりでした。中に仕切りがあって、フタ裏にはネットポケットがあって、表面にもカラビナを取り付けられるようなフックが豊富だから収納力が高い。ちょうどいい。

100均(ダイソー)のカー用品や小物入れ、気が利いている

Car storage diy 9ダイソー小物入れ

先ほどのボックスはフタを閉じればその上にモノが置けるところもいいのですが、小物収納があると便利かもと思ってこういうものを取り付けています。ダイソーで売っている車のシートに取り付けられる小物入れ。本来はドリンクホルダーだと思うけど、こういう使い方にもちょうどいい。

これは何がいいって、硬いプラスチックではなく柔らかいゴムのような素材なのです。だから入れるものが傷つかないし、カチャカチャいわない。滑って帰ってきたら、ポケットからスマホ・キー・サングラスを取り出してここに置いてから、ブーツを履き替えたりします。

スキー&スノーボードの板はヨガマットを敷いて傷&濡れ対策

Car storage diy 4板収納

板は重いので、後部座席を倒してそのまま置くのがいいということになりました。ただ傷と汚れと濡れが気になるので、使っていないヨガマットを敷きました。捨てずに取っておいたヨガマット、まさかここで役に立つとは。これも人から盗んだアイデア。

運転して揺れると車内が傷つくので、傷対策は入念に。さっそくドア内側の樹脂部分を削ってしまって、車も心も傷つきました。

Car storage diy 12板収納

濡れたらなるべくマイクロファイバークロスで拭くようにしています。そのクロスも、グローブなど小物と一緒に干しちゃう。

ブーツは汚れるので足元に。ラバーフロアマットが大活躍

Car storage diy 16ブーツ

ブーツを後ろにそのまま置いてしまう人もいるけど、私は汚れるのが嫌なので、ブーツは足元に置いています。冬は汚れに強いラバーフロアマットにしたので、気にせず置けてよいです。どうやっても足元は汚れる。スキーブーツ、スノーボードブーツ、日常用のスノーブーツ、春はスニーカー。靴だらけ。

※ラバーマットは自分の車用のものを選びましょう

おまけ:女性ならではの、運転席まわりの細かなスノーボード仕様

Car storage diy 18ミラー

最後に収納とは関係ないけど、滑って帰ってきたあとの身なりの整えというところで、運転席にこういうミラーがあるので運転席でいろいろできるといいですね。特に春は暑くて髪やメイクが悲惨になってしまうので、ササッとなんとかしたい。

Car storage diy 17ドライシャンプー

そんなときにドライシャンプー!乾いた髪にスプレーしてシャンプーするみたいにこすると、髪のベタつきや汗を取り除いて乾かし、すっきりさせてくれるものです。スノーボードのあとにはこれが活躍するので、引き出しに100均のラバーマットを敷いて入れています。あとはここにちょっとしたメイク直しとか、リップクリームとかも入れてる。この隙にダッシュボードまわりのホコリや指紋もスポンジでちゃちゃっと掃除すれば、きれいに保てるよ。

まとめ:車内収納はDIYで1万円以内で自作できました

そんな感じ!住めそうなほど快適な車の人にも憧れるけど、とりあえず今のところはこの程度で満足しています。

ちょっとの工夫と低予算で便利になったのでよかったです。よかったら真似してみてください〜。

 

おわり。

RELATED POST