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花瓶のように部屋に溶け込む小型プロジェクター「Aladdin Vase / アラジン ベース」半年レビュー

おうちで映画館がしたくて、ホームプロジェクターを導入しました。

選んだのは花瓶のようなフォルムが独特な「Aladdin Vase / アラジン ベース」というもの。あの有名なポップインアラジンが出している、置型の小型プロジェクターです。

もともと「テレビでもNetflixなどは観れるけど、壁一面に映して没入して観たいな」と思ったのが購入の動機。半年ほど自宅で使ってみましたが、その用途にはぴったりでした。

半年間使ってみて、ようやく気づいたこともあるので、レビューを書いておきます。

Aladdin Vase アラジン ベース スマートライト型プロジェクター
popIn Aladdin

プロジェクターが欲しくてAladdin Vaseを買ってみた

Aladdin vase 16インテリア

こちらが「Aladdin Vase / アラジン ベース」です(公式画像お借りしました)。ずいぶんとインテリアに溶け込んでいて、置いてあることに気づくのに数秒かかります。

ホームシアターが楽しめる小型プロジェクターは、おうち時間の増加に伴いかなり売り上げが伸びたジャンルですが、主流だったのは天井につけるシーリングタイプ。小型の据え置きタイプでしかもこのルックスというので、発売時は話題を呼びました。

Aladdin vase 11アラジンベース

実物はこんな感じ。カラーがこの色しかなく派手かな?と一瞬躊躇したけど、意外と邪魔にならない絶妙な色味です。写真だと実際の色が出づらい気がするのですが、もうちょっと落ち着いたシックなオレンジ。キャメルブラウンというらしい。著名なプロダクトデザイナーの柴田文江さんという方が手がけられたそうです。

Aladdin vase 1箱

価格は定価で69,800円。同梱物はこんな感じです。

  • Aladdin Vase(本体)
  • リモコン
  • USB Type-C 給電ケーブル
  • 電源アダプター(最大45W)
  • 単4アルカリ乾電池×2本(リモコンにセット)
  • 取扱説明書

» Aladdin Vase / アラジン ベース|公式サイト

Aladdin vase 2同梱物

しっかりしたハードケースに入っていて、ガジェットというより高級インテリア雑貨の趣です。贈り物にもよさそうですね。開封時、テンション上がります。

Aladdin Vase アラジン ベース スマートライト型プロジェクター
popIn Aladdin

フラワーベースのように部屋になじむデザイン

Aladdin vase 3本体とリモコン

見てくださいこのフォルム。リモコンとセットで、美しい曲線によるなめらかな形をしています。余計な凹凸はなく、つるんっとした感じ。本体とリモコンは一体感があり、Vase(花瓶)というのも納得のデザインでした。

Aladdin vase 15ダイニング

こちら公式画像ですが、ダイニングテーブルに置いてもこんなに違和感がない。プロジェクターを「家電」と捉えず、暮らしの環境をしつらえ、感性的体験を創出するインテリアアイテムとして再定義したそう。

プロジェクターだから置く場所はある程度決まっているのに、「どこに飾ろうかな」という気分にさせられてしまう。やられた。

コンパクトで接続はUSB Type-C1本。持ち運べる

Aladdin vase 12アラジンベース

サイズはこのくらいコンパクト。約80mm×80mm×169mm(幅×奥行き×高さ)で、高さはスマホと同じくらい。重さは650gと、ペットボトル1本分程度です。

Aladdin vase 4背面

下に隠れるような形でUSB Type-Cケーブルが1本伸びて電源に繋がり、背面に電源ボタンがあります(もちろんリモコンでも電源ON/OFFできる)。配線がごちゃごちゃしないのはよいですが、充電式のワイヤレスではないのは注意ポイント。

持ち運びはできるけど、使うときには電源につながっている必要があります。屋外とか屋上とか、どこでも使えるわけではないんですね。部屋の中で持ち運んで置き場所を変えるのは簡単でよかったです。

スマートライト機能や空間・時間演出アプリが充実

Aladdin vase 5プロジェクター部分

外見だけじゃなく、ソフトウェアも充実していました。この上部からもライトが出て、スマートライトとしても活躍してくれるんです。レインボーの光がここから放出される。

Aladdin vase 17スマートライト

ほんわり光を放ったりグラデーションしたり、壁に美しいイラストや風景を映したり。プロジェクターって映画とか見るだけのものだと思っていたけど、スマートライト搭載はわりと面白かったです。

Aladdin vase 18アプリ

アプリが豊富に入っていて、「美風景」や「ネイチャーアクアリウム(魚たち)」などを映し出せたり、タイマー機能で起こしてくれたり、スリープモードで入眠を促してくれたりもするんです。光と音でいろんな空間を演出してくれる。

Aladdin vase 14時計

壁にリアルタイムで時刻が進んでいく壁時計を表示してくれる機能は、おしゃれなフォントで好きでした。いくつかのフォントから選べます。

このサイズで最大100インチ。スピーカーも搭載

画面に映した様子はインスタの画像をお借りして、こんな感じになります。サイズは最大100インチ。このコンパクトサイズから放たれるには十分な大画面です。

スマートフォンやパソコンの画面だとブルーライトを浴び続けることになりますが、反射光は目に優しく、睡眠への影響も少ないそうです。長時間映画などを見るには壁に映した映像のほうが目や肌にやさしいのかもしれません。

角度調整や台形補正も簡単な操作でできて、まっすぐ正面に置かなくてもきちんと長方形にできました。スピーカーも搭載していて、本体から思いのほかきれいで臨場感のあるサウンドが出てきたので、これ一台で大丈夫だなと思いました。(音の方向が気になる人は自分の真上になるように置いたほうがいいかも)

半年間、Aladdin Vaseを自宅で使ってみた感想

Aladdin vase 10アラジンベース

購入してから半年ほど使ってみた感想としては、はじめてのプロジェクターにはとってもよかった。満足して使えました。画質もきれいだしオートフォーカス機能がついていて快適だし、いろんなアプリも楽しい。

何よりデザインがかわいいので、置いてあると空間が引き締まるのもよかったです。

おすすめできるのは、

  • 省スペースでプロジェクターを楽しみたい人
  • 天井シーリング型は設置したくない人
  • インテリアアイテムとしてもかわいいプロジェクターがいい人
  • 基本的に家で自分が楽しむ用に使う人
  • 超高画質や最強のサウンドまでは求めない人

かな。気に入っていたのですが、少し惜しい点があったのと、私のライフスタイルにはそこまで必須アイテムにならなかったので、今は手放してしまいました。その理由も書いておきます。

Aladdin Vase の唯一のデメリットは「操作性」

Aladdin vase 7リモコン

リモコンの操作性があと一歩なんです……。凹凸がなく光ったりもしなくて、プロジェクターのリモコンって基本的に暗闇で操作するので、ボタンの位置を覚えるまでは苦労します。

動作もすごくサクサク動く感じではなかったです。私は観るコンテンツが常に決まっていて電源を付けるのではなく、付けてから「何観よっかな〜」と徘徊する時間が長いタイプ。ブラウジング体験の快適さがけっこう大事だったんです。

狙ったところにカーソルをもっていく微調整とか、画面スクロールが少し遅いとかが地味なストレスになりました。起動の時間もわずかですがテレビのほうが早いので、結局テレビで観ることが増えてしまったり(せっかちなのかも)。

家電屋さんでもっと高級なプロジェクターを触ってみたところ、操作性に関しては価格を上げれば比例して上がるものなんだな、と気づきました。10万円を超えるプロジェクターは、もっとサクサク動きます。リモコン操作性が抜群によい。

私にとっては重要なポイントだったので、次に買うとしたらもう少し予算を出してハイクラスのものを買うかなという感じです。けっして「操作性が悪い」というほどではないし、私の理想が高いだけでこれで十分な人もいると思います!

はじめてのプロジェクターに「Aladdin Vase / アラジン ベース」はおすすめ

とはいえ、今はAmazonで買うとセールで安くなっていることも増え、5万円台で買えたりします。プロジェクターデビューにはおすすめな商品です。

Aladdin Vase アラジン ベース スマートライト型プロジェクター
popIn Aladdin

私が手放した理由としてあとは、

  • わざわざプロジェクターで観るほど映像コンテンツに興味がない
  • そこまで家でまったり映画鑑賞している時間がない
  • パソコンで倍速再生してしまうことも多い(現代人…)
  • 省エネで生きたいから電力消費が気になってしまう

など個人的なことがありました(誰の参考にもならない)。今またプロジェクターのある生活に戻るとしたら、狙っているのはAnkerのNebula Capsule 3 Laserですかね。お値段は12万円ほどするのですが、レーザーはやっぱり映りが段違い。プレゼントしていただけるならこれが欲しいです!

と、他メーカーの宣伝で終わって大変申し訳ありませんが、それだけ純粋なレビューでした。自分のライフスタイルと映像の楽しみ方の傾向を把握して、あったものを選ぶのが一番大事かと思います。

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おわり。

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