これから社会人になるor若手社会人の人へ。
「貯金したいけどなんとなく使ってしまって、気づいたら全然貯まっていない」
「そんなに散財しているわけでもないのに、なぜかいつもお金がない」
残念ながら、これが新社会人〜3年目くらいまでの現実です。社会人になってしばらくは忙しく、いちいち管理もしていられないですね。
私はそんなに無理もせず、切り詰めた生活もせずに、社会人3年目までにけっこうお金を貯めることができました(金額は控えますが)。
この記事では、社会人3年目までに私自身が心がけていた習慣を5つ紹介します。具体的な節約術のTIPSというよりも「精神面」寄りのお話です。
ですが、何にお金を使うかは人それぞれなので、意外とマインド面のほうがすごく大事。仕組みをつくってしまい自己暗示をかけていくことで、不思議とお金の使い方がパリッとするのです。
オフィスワーク系のふつうの男女向け。騙されたと思ってぜひやってみてください!
Contents
1. できるだけクレジットカードを使う
最近の若者はもう当たり前かもしれませんが、できるかぎりデフォルトでクレジットカードを使うことです。
「クレジットカードだといくら使ったかわからないので、つい使いすぎてしまう」
という人がたまにいますが、それは上手く使えていないだけです。
クレジットカードはすべての利用明細がネットでダウンロードできるので、毎月これを落として、保存しておくことを習慣化しましょう。会社の経費申請とセットでタスク化しておけばできますね。
それに、クレジットカードを使えばアプリと連携させて家計簿管理もできます。
Moneytreeというアプリは、クレカ登録ですべての明細を読み込んで、勝手に「食費」「交際費」などと分類してくれるのでおすすめ。こうしておくと、通勤電車のなかとかでもサッとお金の動きが確認できて便利です。
社会人3年目までは仕事を覚えるので精一杯だと思うので、面倒なことはAIや機械(?)にお任せしましょう。私は新社会人のときからコンビニでもどこでもクレカです。
オンライン支払い用カードは分散させない
Amazonの支払いや、Netflixのようなサブスクリプションサービスの会費など、クレジットカード引き落としは全部ひとつのカードにまとめていました。
本当はサービスごとに使い分けたほうがポイントが貯まったりするのですが、社会人3年目までは1枚のクレカで統一することをおすすめします。
理由はシンプルで、そのほうが一覧化しやすいから。
まだお給料もそんなに高くないし、上手なお金の使い方を身につけていく段階なので、「何にどれだけ使ったか」を一瞬で把握できることを優先すべき!
という考え方です。そもそも、気にしてる余裕ないから、たぶん。
「こっちのほうがポイントが貯まるから〜」なんて試行錯誤している暇があったら、1日でも早く仕事を覚えましょう。今の小銭稼ぎよりも、将来への投資に時間をかけるべきです。
2. ちょっといい長財布を使う
これは完全に気持ちの問題なのですが、「長財布を使うとお金が貯まる」というのは昔からよく言われています。
» なぜ、お金が貯まる人は「長財布」を使っているのか|PRESIDENT WOMAN
たとえばこちらの記事にはこんなことが書かれています。
お札の本来の姿は折れた姿ではない。ピンと平たい状態、それがお札らしい姿だと思ったのです。
それには二つ折り財布ではダメ。それから私はすぐに長財布に替えることにし、それ以来買い替えるときも長財布を選ぶようにしています。
「お金を大切に扱う精神」を養うためのマインドコントロールです。
私はこれはけっこうあるなぁと思っていて、ゆったり大きめの長財布に入れて存在感をもたせることで、「お金」という価値への敬意が変わるんです。ようやく自分で稼いだお金で自由に生きられるようになる頃だからこそ、一生モノの「感覚」を身につけるべき。
社会人になると、お財布だけ持ってランチに出る機会も多くなります。そんなとき、クラッチバッグのように小脇に抱えていける長財布のほうが、なんとなく気分もシャキッとしたりします。
若手のうちこそ、モノからセンスを磨きましょう。ちなみに今は私は「三つ折りミニ財布」を使っていますが、無駄遣いしないで済むのはこの感覚のおかげです。
3. 現金を下ろすときはまとめて5万円から
基本的にはキャッシュレス生活をするのがおすすめですが、そうは言っても現金を使う機会もあるはずです。
私は、現金をATMで下ろすときは5万円からとルールを決めていました。そして5万円をお財布に入れて持ち歩きます。
新社会人にしてはちょっと大きすぎる額かもしれません。でも、足りなくなるたびに数千円とか引き出すのって、貧乏臭くないですか?そういう行為は貧乏神を引き寄せると思うので、やめたほうがいい笑
- 常にお財布には3万円以上入っている。余裕をもって現金は調達しておく。万札がピンとして入っていて、普段はクレカ払い。小銭は少なめですっきりしたお財布。
- お財布にはだいたい数千円しかない。飲み会前などに足りなくなりコンビニATMで不足分だけ下ろす。手数料がかかる。また下ろす。手数料がかかる。現金を頻繁に使うため、お財布は小銭やレシートでパンパン。
たかがお金の下ろし方と侮るなかれで、上記の2者を見るとどちらがお金が貯まりそうかは明白ですね。
5万円が厳しければ3万円でもいいですが、とにかく自分にとって「けっこう多いな」と感じられる金額を一括で下ろすのをおすすめします。豪快にいきましょう。
現金を使ったら必ずレシートをもらう
ちなみに、現金を使った場合はなにも証拠が残らないので、レシートを必ずもらうようにしましょう。
レシート1枚分がお財布のなかで幅を取る「コスト」を、自分が使ったお金のぶんと物理的に認識できるからです。
もちろん、レシートでパンパンになるとか言語道断なので、こまめに記録をして捨てる。かさばる幅ぶんで「整理しなきゃ」と自覚できるというメリットもあります。
4. 交通系チャージは5000円から。できればオートチャージに
SuicaやPASMOなどの交通系チャージも、考え方は現金の引き落としと同じ。
なくなるたびに少しずつチャージするのはダサいです。
というか、上司と一緒に外出したときに改札で引っかかって待たせるとかは本当に情けないので、チャージがなくならないようにしておきましょう。
私が勝手にやっていたルールは、
チャージするときは下限5000円から。そして1000円を切ったらチャージする。2000円とかチマチマした額でチャージしない。
です。
ちなみに私が新人の頃はまだあまり「オートチャージ」が普及していなかったのですが、今なら完全にオートチャージ化するのがおすすめ。
PASMOなら東急カードと連携させてオートチャージ設定をするのがいいです。これで、そもそもチャージするという無駄すぎる行為から解放されます。
5. 現金出金記録は“頑張らずに”つけておく
飲み会などで現金を使う機会はやっぱりあるので、その記録は「あまり頑張らずに」つけておける仕組みをつくりましょう。
新社会人が「気づいたらお金がない…」となってしまう原因は決まっていて、
- 飲み会で記憶がないまま払っている
- つい付き合いで夜中まで飲んでタクシー帰り
- 疲れて帰って食費を使いすぎ
- ストレス発散のために買い物しすぎ
- 土日が嬉しすぎて豪快に遊びすぎ
だいたいこのどれか。
特に①と②は現金を使いがちです。酔っ払ってもレシートをもらえるよう普段から習慣だけはつけておいて、なるはやで記録しましょう。
記録といっても、帳簿をつけたりExcelで管理したりするのは面倒でまず続かないので、超簡単で自分がむりなく続けられるやり方を考えましょう。
私は時代的に、紙の手帳に書いていました。手帳は本来、先の予定を立てるためのものですが、過ぎた日の記録用として使っていたんです。
- その日何をしていたか
- 現金をいくら使ったか
をあわせてメモしておき、月末に計算します。軽い日記としても役立つので一石二鳥。今なら便利なアプリがろいろあるので、スマホでささっと入力してしまうといい感じです
再びですが、Moneytreeがラクでほんとにほんとにおすすめ。
おまけ:オフィスではお気に入りのマグカップを使う
おまけです。デスクワーク系の仕事の人は、オフィスでお気に入りのマグカップを使うようにしましょう。
「マグカップがお金貯めるのと何の関係があるの?」
と思うかもですが、大いにあります。ついついカフェのコーヒーや、コンビニの炭酸飲料を買ってしまうのを防げるからです。
1杯500円とかですが、意外とチリツモですごい金額になります。毎日飲んだらかるく1万/月ですからね。
惰性で飲むコーヒーに月1万は、若手のうちはかなり痛手です。「お気に入りのマグカップに自分でコーヒーを入れて飲む」という行為自体を楽しむことができれば、けっこう節約につながります。
さいごに:習慣やマインドコントロールでお金は貯まる
「この通りにしただけですぐにお金が貯まりますよ!」
というノウハウではもちろんないですが、まずは習慣をつけたり仕組み化したり、自分のマインドを自分でコントロールしていくのはわりと有効です。
一番怖いのは、特に意思もなく勝手にお金を垂れ流してしまうこと。
「お金は稼ぎ方より貯め方より、使い方が大事」
とよくいうように、この時期に上手な使い方が身につけられると一生苦労せずに済むはずです。
こういった考え方をインストールするためにも、書籍代は惜しまずに投資するようにもしていきましょう。私が読んだ本を最後に紹介しておきますね!
お金が貯まるといいですね!おわり。