あたたかい季節が迫ってくると私はサングラスをかけるのですが、日本人って欧米人に比べてサングラスしないですよね。
わりと真剣に目を大切にするためにかけているだけなのですが、いちいち「カッコいいねw」とかいじられたりして少し不快です。紫外線危険だから本当にかけたほうがいいのに……。目の健康に人一倍敏感なので、
「欧米人みたいに繊細な青い目じゃないし、サングラスいらないでしょ」
と思っている日本人にもサングラスは必要だよ!ということを書きます。
※これはあくまで個人の意見なので、医療的観点から気になる人はいろいろ調べてみてくださいね〜
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サングラスをしたがらない日本人
欧米人って、出勤のときもサングラスをかけているイメージがありませんか?
それに比べて、日本人でサングラスをかけて出勤するサラリーマンやOLは少ないです。おしゃれ目的やアウトドアシーンではかけるけど、仕事もふくめた日常生活でかかけている人は少ない。まして中高年〜高齢者だと本当に見かけないです。
なんでかな?と思ったら、以下のようなイメージがあるようです。
- いかつくてカッコつけてる
- 芸能人気取りな感じがする
- きちんとした場では失礼にあたる
かなしい……。たしかにいかつい人や芸能人はよくサングラスしてるけど、眩しければ誰でもかけていいはずです。「失礼」とかいうのは本当に理解不能。
ビジネスシーンでは待合せにサングラスで登場すると間違いなく突っ込まれますね。もちろんサングラスしたまま会議に出るとかは非常識だけど、屋外の移動中なら何も問題ない気がするのだけど。。
変なこと言ってないで、目を傷めないようにサングラスしたほうがいいよ?
海外からも疑問の声が
実は、「日本人のサングラス着用率の低さ」について、海外からも疑問の声があがっています。JAPAN TODAYというメディアが2017年にこんな疑問をFacebookに投稿しました。
» Why aren’t sunglasses as popular in Japan as they are in Western countries?
(訳:なんで日本では欧米のようにサングラスが普及してないの?)
それに対して寄せられたコメントはこちら。(意訳です)
Some sports coaches in Japan ban their kids from wearing them. Something about “disrespectful to your opponent” or other such handed down never-question-sempai logic.
(日本ではスポーツコーチが、子どもたちのサングラス着用を禁止していることもあるんだって。理由は「相手に対して不尊にあたる」とかで、長年受け継がれてきた”先輩の言うことは絶対”みたいなものだね)
Years ago a friends friend said straight out to me – “We Japanese don’t need sunglasses because we’ve got black eyes”. I guess that’s the reason then.
(何年か前に友達の友達が、「日本人は黒い目を持っているからサングラスは必要ないんだ」と自信満々に言ってた。たぶんそれが理由なんじゃないかな」
It’s true that light color eyes seem to be more sensitive to sunlight, but a lot of the aversion to them in Japan goes back to when they were associated with Yakuza.
(淡い色の目のほうが日差しに敏感というのも正しいけど、日本でこんなにサングラスが嫌われるのは、かつてのヤクザと結びつくイメージがあるからじゃないかな)
Because many still think that they look like a Chinese mafia when they wear them!
(今でも多くの人がサングラスをすると「中国マフィアみたい」と思うから!)
いろいろ言われちゃってますが、失礼にあたるからスポーツシーンで禁止するとかって時代錯誤すぎますよね。子どもの目に紫外線は危険!
「日本人にはサングラスは不要」という誤解
上のコメントにもありましたが、
「色素が薄く青い目をした白人は日差しに弱いけど、アジア人は強いから大丈夫」
と聞いたことがあると思います。
これはある意味では正しいけど大きな誤解があって、サングラスが不要な理由にはなりません。サングラスがカットしているものは一体なんなのか?と考えるとわかります。
「眩しさ対策」と「紫外線対策」は完全に別
サングラスをかける理由として、「眩しさ対策」と「紫外線対策」をわけて考えないといけません。
- 眩しさ対策→光が眩しいのを軽減すればいいので、暗いレンズをかければOK
- 紫外線対策→レンズの色は関係なくて、UVカット率の高さが大事
青い目の外国人が弱いのは「眩しさ」に対して。一方で日本人は、黒や茶色の瞳をもっているので、光の強さにたいしては耐性があります。でも、眩しいかどうかにかかわらず、紫外線が有害なことに変わりはありません。
逆に眩しく感じないぶん「大丈夫」と思い込んでしまうので、より危険。
サングラスがカットするのは光ではなく「紫外線」です
紫外線は、目の病気につながる有害な線です。
自分は眩しくないと思っていても、日差しのもとに晒されていれば確実に目は紫外線を取り込んでしまいます。目から入る紫外線によって、こんなことが引き起こされます。
- 強い紫外線を浴び続けると「白内障」や「黄斑変性症」の原因になる
- 「角膜の炎症」を起こすリスクも高くなる
- 一歩手前の「目の充血」や「異物感」などの症状がでる
肌は日焼け止め塗ればいいけど、目には塗れませんよね。しかも目は肌のようにターンオーバーしていかないし、たった2つしかありません。眼病予防に、サングラスは必需品です!
女性は特に注意!人間は目からも老けます
女性にはショックすぎる衝撃の事実です。
目から紫外線を取り込むと体内でメラニンが生成され、それが顔などのシミの原因にもなる
メラニンがシミの原因になることは、たぶんほとんどの女性が知っているはず。
顔や手足に一生懸命日焼け止めを塗っても、目がノーガードだと目からも紫外線を取り込みます。それもメラニン生成の原因になるなんて、思ってもみないですよね……
さらに、日差しによる眩しさは老ける原因にもなります。
眩しくて顔を歪めたり目をすぼめたりを無意識にしていると、目のまわりの小ジワの原因になるからです。肌は年齢を重ねるとともに弾力が衰えるので、「眩しい顔」を形状記憶しやすくなるんです。。
サングラスをするだけで目のまわりが老けにくくなる!これは本当です。
紫外線をカットしてくれるサングラスの選び方は?
よく服を売っている横に1000〜3000円くらいサングラスが売っていますが、あれはあくまでファッション目的のもの。紫外線対策なら、きちんとUVカット機能のあるものを選びましょう。
「眩しさ対策」にはなっても、「紫外線対策」の機能はついていないものは多いです。それらは対策にならないどころか、むしろ有害なこともあるので注意です。
それどころか、暗い色のガラスで視界を暗くしてしまうと、目がより多くの光を取り込もうとして虹彩が開くので、より光をたくさん取り込んでしまって目によくない。
レンズの色と紫外線カット率は関係ないので、ちゃんと【UVカット99%】などの表示があるものを買いましょう。
ド定番・レイバンの「世界一有名なサングラス」といわれるサングラス。なかでもこの「ウェイファーラー」というモデルがいちばんの定番です。
レイバンは人気すぎて敬遠する人も多いですが、それだけ支持されているということでもあるので品質は本物です。男女兼用だしシンプルで服も選ばないので、サングラスデビューには最適。
同じくレイバンの、ちょっとラウンド型のタイプも最近は人気です。丸みがあるので女性にもいいかもですね。レイバンのサングラスは、日本人の顔にもあうようにアジアンフィットで作られているのでかけやすいのです。
オリバーピープルズはハリウッドセレブの愛用者が多いブランドです。芸能人もよくかけています。人気モデルですが、日本だと絶妙に人とかぶらないからおすすめ。
かっこいい!ちょっとレトロなデザインなのに今っぽさもあって、オフィスカジュアルにもあいますね。
↑こちら公式です〜
NOTHING & COMPANY (ナッシング アンド カンパニー) もかっこいい。これはメンズかな。
理想:サングラスをビジネスシーンでもかけられる社会
ビジネスシーンでサングラスをかけているだけで変な目で見られる日本社会が本当に嫌だなぁと思います。。マスクは全員してるのに、なんでですかね?世界的に見たらマスクのほうが変なのに……。
眼病予防と美容のために、みなさんサングラスをかけましょう。ビジネスの場にサングラスを平然とかけて参戦できる日本社会になりますように。
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おわり。